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映画『バットマン ビギンズ』製作秘話、クリストファー・ノーラン監督が明らかに

4/7(日) 21:40配信

エスクァイア

「ダークナイト・トリロジー」連続上映会で、彼は製作秘話も明かしてくれました。

【 写真 】映画『ダークナイト』撮影現場をとらえた写真10選

 映画『バットマン ビギンズ』(2005年公開)は、かなり野心的なプロジェクトでした。その理由はクリストファー・ノーラン監督が、それまで不死身の主人公が活躍する映画として知られていた「バットマン」シリーズに、生真面目さを持ち込もうとしたことだけではありません。 
 
 その後、『ダンケルク』などの作品も手掛けたノーラン氏は、『バットマン ビギンズ』の製作にあたって、何もないところから配役を考えなくてはなりませんでした。そして彼は実際に、この挑戦をとても真剣に受け止めたわけです。

 クリスチャン・ベール演じる主人公がなかなかバットマンに変身しないのは、実はそれが理由でした…。もちろん映画製作会社の幹部らは、そんな筋書きを面白くは思いませんでした。当然ながら資金を出している彼らは、「もっとバットマンの登場シーンを増やしてほしい」と思ったわけです。しかしながらノーラン氏は、「映画の中盤までバットマンを登場させない」という自分の決断についての、非の打ち所のない理由を用意していたのです。

 2019年3月30日に、ハリウッドの映画館ユニバーサルシネマAMCで『ダークナイト』3部作の連続上映会が行われました。ゲスト出演したノーラン氏は、彼が他のアクション映画とくにリチャード・ドナーが監督した1978年の『スーパーマン』を分析した結果、「ヒーローがコスチュームを身にまとう、一般的なタイミングがわかった」と明かしていました。 
 
 これはつまり、映画会社側が不満を口にしたときにどう対応するかについて、ノーラン氏が予め答えを用意し、それを対応策として正確に実行したということになります。

 「『クリストファー・リーブズがスーパーマンに変身したのは、映画が始まってから53分後のことだった』と私は言うことができた…」とノーラン氏は語っています。 
 
 『ハリウッド・レポーター』誌によると、聴衆はノーラン氏のこの周到さに感心したものの、その後に彼が「ところでいまの53分というデータは、本当のことではありません。実際には、もう少し前に変身していたわけですが…」と、打ち明けたことでシラケてしまったそうです…。

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最終更新:4/8(月) 19:07
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