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宮市亮やロッベンから学べること。サッカー選手をケガから守る方法は?

4/8(月) 21:28配信

footballista

喫茶店バル・フットボリスタ ~店主とゲストの蹴球談議~

毎号ワンテーマを掘り下げる月刊フットボリスタ。実は編集者の知りたいことを作りながら学んでいるという面もあるんです。そこで得たことをゲストと一緒に語り合うのが、喫茶店バル・フットボリスタ。お茶でも飲みながらざっくばらんに、時にシリアスに本音トーク。

今回のお題:『ケガとともに生きる』

店主 :浅野賀一(フットボリスタ編集長)
ゲスト:川端暁彦

■理不尽に立ち向かう偉大な姿

川端「今号のフットボリスタはケガ特集という理解でいいんですよね? これまたマニアックですが、どうしてこのネタになったんですか?」

浅野「ケガ特集も今年どこかでやりたいと考えていたテーマで、プレミアの過密日程が問題視される2、3月がいいかなと。ちょうど故障者が増える季節ですしね」

川端「以前のフットボリスタで片野道郎さんも書いていましたが、『そもそも寒い冬はケガが多い』という統計もあるんですよね」

浅野「そうそう。あと最初の質問に戻ると、ケガは週刊時代のフットボリスタでも取り扱っていたテーマで、ケガという理不尽な状況にどう立ち向かったのかとか、逆境をどう乗り越えたのかといった選手の心理面を含め、あまり表に出ない部分だけれど、スポーツで大事な部分に光を当てたかったのがあります。それにプラスして、今のフットボリスタの方針でもあるんですが、欧州サッカーの現場でどういう取り組みがされているのか、というケガに関する最先端の情報を伝える意図ですね」

川端「ケガは本当に理不尽ですよね。俺が記者をやっていて一番きついなと思うのは、選手がケガをする場面に立ち会っちゃうこと。その選手がピッチに立つためにどれだけの情熱を注ぎ込んでいたかが見えているから、もうね……」

浅野「スポーツに限らないですが、現実は理不尽なことが多いじゃないですか。だからこそスーパースターの成功の秘密よりも重要なことがあるんじゃないかなと思います」

川端「いやいや、ケガによる挫折から立ち直って輝いているスーパースターは、より最高のシンボルだよ。ホンモノのスーパースターになる」

浅野「そういう人は本当に凄いと思うよね。今回の特集をやってさらにその思いは強くなりました」

川端「今号では日本人選手だと宮市亮についても出てくるけど、彼のように理不尽に折られても折られても立ち上がって挑戦し続ける姿勢は本当にリスペクトの念しかない。復帰してからのゴールを見た時とか、本当に感動したから。その宮市にしても、まだ26歳じゃん。まだ選手としての『時間』は十分残っているわけで、そういう意味でも『これから』に期待したい」

浅野「宮市のように前十字靭帯は片方やったらバランスを崩していて逆足もやっちゃうケースがあって、ナポリのミリクも厳しいリハビリから復帰してすぐに逆足の前十字靭帯をやっちゃって、ベティスのカナーレスなんて3回も断裂しているからね。そんな2人が今では大活躍だからね。宮市もこれからだよ」

川端「物凄い精神力の強さだと思う。俺だったら100%折れてる(笑)」

浅野「大きなケガをして絶望的な気持ちになっているアマチュア選手にもぜひ読んでほしい号ですね。あと、これはそんな選手を周りで支えているスタッフの話でもあります」

川端「ロッベンのインタビューでもその辺りは強調していましたね。支えなくしては無理、という」

浅野「すごく重要な仕事なので、そこにも光を当てたいなと。あとロッベンみたいな頻繁にケガする選手は『復帰を果たした時のとてつもない喜び』をエネルギーにしているんだなというのもわかりました」

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最終更新:4/8(月) 22:59
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