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サートゥルナーリアは本当に一強か。ぶっつけの皐月賞に隠された不安

4/8(月) 6:40配信

webスポルティーバ

「一強」という声も聞こえてくる今年の3歳牡馬クラシック戦線。

「一強」とは、無論サートゥルナーリアのことだ。

【写真】サートゥルナーリアの最大のライバル

 ここまで3戦3勝。しかも、3戦とも鞭を一度も使うことなく、いわゆる”ノーステッキ”での楽勝だった。

 とりわけ、印象に残るのは、昨年暮れのGIホープフルS(12月28日/中山・芝2000m)。直線に入って前が壁になり、出るに出られない状況を迎えた瞬間、誰もが「危うし!」と思ったはずだ。しかし、サートゥルナーリアは馬と馬の間にできたわずかな隙間を見つけるや、一瞬にして馬群を割って、”異次元の脚”で突き抜けていった。

 クラシックを勝つ馬は、とても届きそうにないところから跳んでくるとか、どこか常識外と思えるような強さを見せる――そんな話を以前、あるジョッキーから聞いたことがある。

 臨戦過程で、そういうミラクルな勝ち方をした馬こそ、クラシックホースにふさわしい、というわけだが、サートゥルナーリアのホープフルSでのパフォーマンスは、まさにその言葉に適うものだ。

 さらに、GI2勝のエピファネイア、GI朝日杯フューチュリティSを制した2歳王者リオンディーズを兄に持ち、血統的な背景も申し分ない。

 実績、血統ともに文句なし。そのうえ、同馬を管理するのは、関西の名門・角居勝彦厩舎だ。ゆえに、関西競馬専門紙記者もサートゥルナーリアには一目置いて、こう語る。

「同厩舎は2頭の兄も、母シーザリオも管理していました。つまり、この血統のいいところも、悪いところも知り尽くしています。そして、そのノウハウをすべてこの馬につぎ込んで、兄たちが果たせなかったクラシック制覇を、と意気込んでいます。その点も、サートゥルナーリアにとっては心強い限りでしょう」

「一強」は、もはや誇大でも、過大評価でもない。今年の牡馬クラシックは、サートゥルナーリアが一枚抜けた存在で、他の馬がそれに挑む、という勢力図が見えてくる。

 ただ、磐石に見える「一強」にも、ひとつだけ、不安がある。

 クラシック第1弾の皐月賞(4月14日/中山・芝2000m)が、年末のホープフルS以来の、ぶっつけになるということだ。

 思い出すのは、一昨年。のちのダービー馬レイデオロが、今回のサートゥルナーリアと同じローテーションで皐月賞に挑んだが、結果は5着に終わった。要するに、競馬界最高峰の舞台となる日本ダービー(東京・芝2400m)を勝つほどの能力がある馬でも、このいわば”常識外”のローテーションを克服することができなかったわけだ。

 とはいえ、レイデオロの場合は、ホープフルS後に体調面などの問題があって、このローテーションにせざるを得なかった。そのため、皐月賞では5番人気にとどまった。

 そこは、早々にこのローテーションを選択したサートゥルナーリアとは違う。したがって、今度の皐月賞でも断然の人気が予想されている。

 振り返れば、昨年の桜花賞、異例のローテーションで臨んだアーモンドアイが驚異的な強さを見せて戴冠を果たした。今や、間隔が開いたぶっつけのGI挑戦にも不安がないほど、調整過程にも進歩が見られるのだろう。

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最終更新:4/8(月) 6:40
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