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[当事者と地方議員]派遣社員・非正規―おぐら修平足立区議

4/8(月) 16:32配信

政治山

非正規雇用から秘書、そして選挙。

 秘書時代に経験したのが、学歴とか経歴で判断されるということ。

 私が仕えていた代議士は慶應出身で「先生は慶應だから秘書さんも慶應なの?」と聞かれて「僕は関西の方の文学部だけの小さな大学で…」と言うと、「あ、そうなの」という冷たい反応がかえってきたり(苦笑)、「秘書さんの前は何をしていたの?」と聞かれ、「秘書の前は派遣社員で…」と言うと反応が急に変わったりと、肩書きで判断されるのだと。

 アルバイトの時のおぐら、派遣社員の時のおぐらと、衆議院議員公設秘書のおぐらと、区議会議員のおぐらで周りの扱いが全然違うのです。当然でしょうが(苦笑)。

 親しい方はその時にどんな肩書きだろうと関係なく変わらないのですが、知らない方の私に対する接し方は、その時にどういう職に就いているか、肩書きでこれほど変わるものかと。

当事者として実際に当選してから感じた事や取り組み

 初めて立候補する時にブログを「派遣社員からと政治の道へ」というタイトルにして情報発信しました。街頭でも非正規雇用の改善など訴えましたが、街頭活動や地域の方と話をしていてまったくと言っていいほど反応はなく、むしろ、ご年配の方からは「大学出てまで就職せず派遣なんてみっともないから言うのをやめなさい」とも言われましたね。

 スーパーの前で演説していて「息子がなかなか就職でき来なくて」などと声をかけてくれる主婦の方が、何人かいたくらいでしょうか。

 そういえば、10年ほど前の年越し派遣村の時に、派遣社員出身ということでマスコミから取材を受けて記事になったことがありましたが、それも一過性の話で。

 経済右肩上がりの時代と、就職氷河期の時代では認識がまるで違うなと。非正規の話を地域や街頭で言っても響かない。役所の中でもなかなか理解されないという歯がゆさを感じましたけど、一方で、役所の中で問題意識を持っている管理職の方もいて、例えば、自分のお子さんとか、周りの若い方がなかなか職に就けないで悩んでいるとか。

 特にマイノリティ(少数派)や生活困窮などの課題は、当事者や関係者でないとなかなか理解されないという難しさは今も感じているところです。

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最終更新:4/8(月) 16:32
政治山

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