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数年間の干ばつで、ほぼ水分を失った砂漠の植物に水を与えたら……。奇跡の進化に胸が熱くなる

4/8(月) 22:10配信

FINDERS

やはりこの地球の生き物は神が創り出したものなのだろうか。まるで魔法のような動植物の生態は、ときに私たちの想像を越える。まさに自然の神秘だ。

17秒のタイムラプス映像

こちらはメキシコなどの高地に自生するテマリカタヒバ。ジェリコの薔薇、復活草という別名で知られている。

数年間の干ばつの影響で95%の水分を失っている状態であり、一見干からびているように見える。この茶色のテマリカタヒバに水を与えてみると、驚きの現象が起こった。

テマリカタヒバに水を注ぐと、わずか1時間後でその葉を広げ、2時間後には葉の先端まで青々しく変化。3時間後にはほぼ復活し、見事息を吹き返した。

わずか17秒のタイムラプス映像に収められた、自然の神秘に感動する。

移動して水を求める驚異の生態

テマリカタヒバは米国西南部やメキシコの高地に自生するシダ植物。乾期に入り極度の乾燥状態になると丸まって休眠状態に入るが、雨季になり水を与えられると葉を広げて元通りに。一説には100年もの間、休眠することができると言われている。

また干ばつが続くと自ら根を手放し、風に乗って転がり、水を求めて移動するという。乾燥地帯で育ってきたからこそ授かった驚異の生態だ。

テマリカタヒバはその優れた生命力から、お茶として飲まれる他、ヘアケア商品にも使用されており、THL(非還元糖)がタンパク質の歪みを防ぐと説明されている。

「もののけ姫のシシ神様が歩いたみたい」

このテマリカタヒバのタイムラプス映像を、あるTwitterユーザーが「自然は偉大」というコメントを添えて紹介。6日に投稿されたこのツイートは、1万3000ものリツイートを記録。

「もののけ姫のシシ神様が歩いたみたい」「生命の神秘」「背筋がゾゾゾってなった」など、衝撃を受けた人からのコメントが相次いだ。

過酷な環境を生き抜くため、独自の進化を遂げ、見事に適応したテマリカタヒバ。植物ながら、生きてやるという強い意志を感じる。

文:岩見旦

最終更新:4/9(火) 10:14
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