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伊達政宗、牡蠣、嵯峨渓…名物をたっぷり堪能する宮城・松島の旅[FRaU]

4/9(火) 10:40配信

講談社 JOSEISHI.NET

穏やかな内海に260余りの島々が浮かぶ、宮城県の松島湾。江戸の頃から天下の名勝と謳われたこの地域を、歩いたり、自転車に乗ったりして、巡ってみよう、と誘ってくれた雑誌『PAPERSKY』編集長のルーカス B .B .さん。松島の風景は、移動する速さが変わるたび、新しい表情を見せてくれました。

旅する中で深まっていく、 土地への好奇心。

松島の名所、五大堂を参拝。/宮城県宮城郡松島町松島字町内 (瑞巌寺)
自転車を返した後、観光スポットも多い、松島の中心地に行ってみることにした。夕暮れ時で、多くの人がピンク色に染まった湾にカメラを向けている。中でも人だかりが出来ているのが、湾に突き出た小島に建つ五大堂。東北地方最古の桃山建築で、重要文化財に指定されている。

ホタテも名物。五大堂近くの屋台で食べられる。
東日本大震災で宮城県の湾岸部は大きな被害を受けたが、松島は比較的、津波の被害が小さかった。それは、湾の島々によって津波の勢いがせき止められたから。五大堂もそれ故に、奇跡的にその姿を残している。

古くは極楽浄土を思わせる霊場として、江戸時代以降は日本三景のひとつとして、日本人が憧れた松島。大小どの島にも、岩場にしがみつくように松の木が育ち、この土地の名の由来に納得する。
ここでもまたルーカスさんは、ふむふむと案内板を読んでいる。するとそこに伊達政宗の名が登場した。政宗といえば、独眼竜の戦国武将。ここ松島には伊達家の菩提寺、瑞巌寺があり、政宗公は土地のヒーローでもある。

するとルーカスさんは「伊達巻きって政宗に関係あるのかな?」とポツリ。松島の旅は1日目が終わり、「牡蠣」が食べたいものに、「伊達政宗」が知りたいことにリストアップされた。

案内役の船長、阿部さん。この海のことは、海底の地形も含めて頭に入っているそう。遊覧船のツアーは嵯峨渓をぐるりと巡って、およそ1時間。大人¥2000。/奥松島遊覧船・案内所:宮城県東松島市宮戸字川原5-1(あおみな内)

翌日、再び空は青く澄んでいた。朝一で宮戸島の遊覧船乗り場に向かう。昨日は自転車で巡った宮戸島を、今日は小型船に乗って海から眺めてみるのだ。ボボボ……というエンジン音を立て船が出発すると、船長の阿部さんがマイクで話し始めた。

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最終更新:4/9(火) 10:40
講談社 JOSEISHI.NET

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