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アンカツ自信の「3歳牡馬番付」。皐月賞、ダービーの結果が見えた

4/10(水) 6:40配信

webスポルティーバ

大関:アドマイヤマーズ(牡3歳)
(父ダイワメジャー/戦績:5戦4勝、2着1回)

 この馬の一番いいところは、先行脚質でレースがうまいところ。追えば確実に伸びるし、しかも叩き合いに強い。この”並んだら抜かせない”という勝負根性には見るべきものがある。

 その点は、現役時代に自分が乗っていた、この馬の父ダイワメジャーによく似ている。本当に、いいところをそのまま受け継いだ感じがするね。

 一方で、ダイワメジャーによく似ている分、「案外、距離が持たないのではないか」といった声が聞かれる。

 結論から言えば、まったくそんなことはない。実際、ダイワメジャーは2500mの有馬記念でも3着と好走。本質的には長い距離のレースが苦手、というわけではないのだ。ただ、ダイワメジャーは喉に弱点があって、それが長い距離のレースになると影響することがあった。言い換えれば、アドマイヤマーズにおいても、血統からくる距離不安はないはずだ。

 ここまで5戦して、前走のGIII共同通信杯(2月10日/東京・芝1800m)で初めて2着に敗れたけど、あれこそ、まさに”勝負のアヤ”。少頭数のレースにあって、行く馬がいなかったから、押し出されるようにハナに立った。その結果、勝った馬の目標にされたうえ、瞬発力勝負になってしまったことが最後に響いた。

 でもあれは、決して力負けではない。この馬の得意の流れになれば、違った結果になっていたはず。サートゥルナーリアだって、この馬が最も力を発揮する、ゴール前での叩き合いになれば、結構手こずると思う。

関脇:ダノンキングリー(牡3歳)
(父ディープインパクト/戦績:3戦3勝)

 3戦3勝と、この馬もサートゥルナーリア同様、ここまで土つかず。無敗でクラシックを向かえる馬は、やはり”何か”がある。

 この馬の場合、その何かは父ディープインパクトに似ていること。つまり、瞬発力に優れている、ということだ。とくに一瞬の脚には見どころがある。動きたいところでパッと動けるし、パッと動いてピュッと切れる。

 3勝目を挙げた前走の共同通信杯では、その特徴が存分に生かされたレースだった。道中は内につけて、前を行くアドマイヤマーズを壁にして追走。そうして、直線半ばで内側に進路がガバッと開くと、ピュッと抜け出していった。あの脚はトップレベルの切れ味だったね。

 しかも、負かしたのが、2歳チャンピオンで、自分が大関に挙げたアドマイヤマーズ。これは、かなり評価できる。

 でも、アドマイヤマーズに実際に勝っていながら、同馬よりも評価が下なのは、この馬には長所と背中合わせの弱点があると思うからだ。それは、いいところだけでなく、悪いところも、父ディープインパクトによく似ている点にある。

 まずは、性格が前向きすぎること。ゆえに、折り合いの不安がつきまとう。しかも、馬のつくりがやや華奢で、すごく敏感な感じで、オンナ馬っぽい印象さえある。こういうタイプは、追ってからの伸びがそれほど長くは続かない。距離的には2000mくらいまで、ではないか。

 よって、この馬は皐月賞が勝負レース。得意の瞬発力勝負になって、どれだけ戦えるか。そこが、戴冠へのカギとなる。

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最終更新:4/10(水) 6:40
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