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「よかった時の自分は忘れる」堀琴音、完全復活へゼロからのスタート

4/10(水) 7:40配信

webスポルティーバ

「今年は、すごくいい年にしようと思っています。シーズンが終わったときに、『いい1年だった』と思えるように」

【写真】巻き返しを誓う「美女ゴルファー」たち

 今季ステップ・アップ・ツアーの開幕戦、rashink×RE SYU RYU/RKBレディース(福岡県)で出会った堀琴音(23歳)は、そう言って笑顔を見せた。だが、その姿からは「今年が勝負の1年になる」という悲壮な覚悟も見え隠れしていた。

 昨季、堀にとっては試練の日々が続いた。レギュラーツアー34試合に出場して、予選通過はわずか5回。つまり、2度の棄権を除いて、27試合も予選落ちの屈辱を味わったわけだ。

 その結果、賞金ランキングは114位。2015年に19歳で初シードを獲得し、以降3年間保持してきたシードを失った。さらに、ファイナルQTでも82位という結果に終わって、今季ツアーの出場権を逃してしまった。

 不振に陥った原因は、スイングの微妙なズレがあったまま、シーズンを迎えてしまったこと。試合が続くなかで修正作業を続けてきたが、かつての自分のゴルフを取り戻すことは容易ではなかった。

 そして今季も、ここまで主催者推薦で開幕戦のダイキンオーキッドレディス、2戦目のヨコハマタイヤ PRGRレディスカップ、3戦目のTポイント×ENEOSに出場したが、いずれも予選落ち。結果だけ見れば、昨年からの不振を引きずっているように見える。

 だが、堀自身はいたって前向きだ。昨季とは違って、気持ちの切り替えができているという。

「試合に出るからには優勝を目指したいです。このオフには、ショットの練習をずっと続けてきました。悪かった部分を重点的にこなして、パター練習もたくさんやりました。合宿はとても充実していましたから、徐々に調子を上げていきたいです」

 堀は昨年の夏から、原江里菜らを指導する森守洋コーチに師事した。原もかつて、若くして結果を残して脚光を浴びたが、一時シードを喪失する不振に陥った。しかし、そのどん底から這い上がって、再びシード選手に復活した経験を持つ。

 堀は、そんな自らの境遇に似た先輩にアドバイスを求め、森コーチを紹介された。そして、指導を受け始めると、すぐに「ミスの幅は少なくなり、自信を持って(クラブを)振れるようになった」と、その効果を語っていた。

 もちろん今も、「森コーチと原さんには、さまざまなアドバイスをもらっています。技術的にも、精神的な面でも、本当に助けてもらっています」と言う。目に見える結果として表には出ていないものの、復活への階段を着実に上がっていることは間違いないようだ。

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最終更新:4/10(水) 7:40
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