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日本の「令和」に騒ぐ中国――“我が国の痕跡は消せない”“文化を盗んだくせに”が続々

4/10(水) 5:59配信

デイリー新潮

「平成」が「令和」になることに、外国人がどれだけ関心を持っているのかはさておいて、河野太郎外務大臣は、

「我が国が承認している195カ国と国際機関に新しい元号について通知した」

 と明らかにした。具体的にはファックスで、日本にある在外公館に新元号を知らせたのだという。また、国際機関とは、国連やEUのことだ。

 元外務官僚の村上政俊氏が言う。

「前回の御代替わりまでは、皇位継承に付随する形で改元を伝えていたと考えられ、その手段はレターと呼ばれる書状が主だったと思われます。ファックスに代わったのは、“紙”を使って最も早く通知することが出来るからでしょう。秋の即位の礼では、各国に招待状が送られますから、改元が重要な意味を持つことは、外国政府もよく理解しています」

 ところで、日本が承認していない国といえば、北朝鮮や台湾、南オセチア共和国、サハラ・アラブ民主共和国などがある。そこで、東京の朝鮮総連に聞いてみたが返事はなし。一方、台湾との窓口になる「日本台湾交流協会」に聞くと、

「すでに、現地(台湾)には(新元号を)知らせてあります」(広報担当者)

 朋友に大事なことを伝えるのに「国交」は関係ない。

“出典が万葉集”に不満? 

 所変わって隣の“大国”では、ひと味違った盛り上がりを見せていた――。

「令和が発表された直後、国営通信社『新華社通信』や国営放送『CCTV』が挙(こぞ)って新元号を報じ、また共産党の系列紙『環球時報』も“日本の新元号令和中国の痕跡を消すことはできない”と題した記事をサイトに掲載したのです」

 とは、中国在住ジャーナリスト。同紙が“万葉集は中国の詩歌の形式などを参考にしている”などと指摘したかと思えば、上海紙「文匯報」も、

〈「令和」は本当に日本の古典が出典なのか? 我々は(漢書の整理本を電子化した)中華経典古籍庫を調査した〉

 との記事を配信し、調べた結果、万葉集より古い後漢時代(25~220年)の書物など計3カ所に「令和」が見られるなどと、ご丁寧に紹介してくれている。

「ネット上では、中国語で『令』と『零』の発音が同じことから“平和の思いがゼロということね。さすが日本鬼子(日本人の蔑称)”といった感想や、中国語でレイの音は『累』(「疲れる」の意)となるため“疲れたとしか聞こえない”などと揶揄する声が多くみられました。また、安倍総理が国書由来を望んだことに反発を覚えたのか、SNS上でも、新元号発表直後から“中国古典にもある!”“中国から文化を盗んだくせに否定するな!”などと書き込む人が後を絶ちませんでした」(同)

“パクリ大国”がどの口で言うのか。

「週刊新潮」2019年4月11日号 掲載

新潮社

最終更新:4/10(水) 5:59
デイリー新潮

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