ここから本文です

国連が「きかんしゃトーマス」で伝えるSDGs教育

4/10(水) 12:00配信

日経DUAL

最近よく耳にするSDGs(Sustainable Development Goals)という言葉。職場で話題になったり、実際に関わっているという方も多いのではないでしょうか。SDGsとは、2015年9月に国連サミットで採択され、国連加盟193カ国が2016~2030年の15年間で達成するために掲げた、持続可能な開発目標のこと。企業やNPO法人だけでなく、一部の小学校や中学校では既に取り組みが始まっており、今後、教科書にも掲載されます。次世代を担う子どもたちにも関わるこの目標について、親子で話すヒントを、国連広報センター所長の根本かおるさんに聞きました。

【関連画像】大人から子どもまであらゆる人たちにSDGsに関心を持ってほしい

●大人から子どもまであらゆる人たちにSDGsに関心を持ってほしい

根本かおる

国連広報センター所長

1963年生まれ。1986年、テレビ朝日入社。アナウンサー、記者を経て、米コロンビア大学大学院にて国際関係論修士号取得。1996~2011年末まで国連難民高等弁務官事務所に所属し、アジア、アフリカなどで難民支援活動に従事。国連世界食糧計画広報官、国連協会事務局長も歴任。フリー・ジャーナリストを経て、2013年より国連広報センター所長を務めている。

 SDGsは下記のような17の目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。SDGsの目標には、「質の高い教育をみんなに」や「ジェンダー平等を実現しよう」といった子どもの未来に関係するものや、「住み続けられるまちづくりを」や「気候変動に具体的な対策を」などの環境への意識を高めるものなどがあります。

SDGs17の目標

1.貧困をなくそう

2.飢餓をゼロに

3.すべての人に健康と福祉を

4.質の高い教育をみんなに

5.ジェンダー平等を実現しよう

6.安全な水とトイレを世界中に

7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに

8.働きがいも 経済成長も

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

10.人や国の不平等をなくそう

11.住み続けられるまちづくりを

12.つくる責任 つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を

14.海の豊かさを守ろう

15.陸の豊かさも守ろう

16.平和と公正をすべての人に

17.パートナーシップで目標を達成しよう

編集部(以下、――) 国連はTVアニメや映画で子どもたちに大人気の「きかんしゃトーマス」シリーズを通して、SDGsを子どもたちに知ってもらうための取り組みをスタートしました。そこにはどんな思いがあるのでしょうか。SDGsをなぜ子どもたちにアプローチするのか、国連が子どもたちへ寄せる思いと併せて教えてください。

根本かおるさん(以下、根本) SDGsは2030年までに目標を達成するべく、2030年を「ゴールイヤー」と定めています。その頃には今の子どもたちは大人になり、次世代を担う存在になっています。子どもたちの未来にとって重要なことを、子どもたち自身に知ってもらいたいというのが、国連が第一に考えていることです。

 SDGsは、採択の場こそ国連加盟国政府でしたが、実際には、企業や教育機関、市民団体、地域コミュニティー、そして家庭、それから個人といった、あらゆるレベルでの参画が必要です。子どもたちに「自分自身が世界のアクターなんだ」ということに気付いてほしいという思いから、SDGsを子どもたちにアプローチすることになりました。

1/3ページ

最終更新:4/10(水) 12:00
日経DUAL

記事提供社からのご案内(外部サイト)

日経DUAL

日経BP社

働くママ&パパに役立つノウハウ情報サイト
小島慶子さん、岸谷香さんなど著名人コラム
保育園検索や共働き夫婦のノウハウも提供
大好評!共感マンガ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事