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【木村和久連載】真夏の東京五輪。ゴルフ観戦の問題点は解決済みか?

4/11(木) 7:20配信

webスポルティーバ

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第200回

 2020年東京五輪まで、あと1年と3カ月ほどとなり、関係各所はその準備に大忙しです。同時に、着実に準備が進んでいることをアピールするため、各競技の会場ごとにその成果をお披露目しています。

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 ゴルフ競技についても、去る2月25日に開催コース(霞ヶ関カンツリー倶楽部)の出来栄えを初めてメディアに公開。レジェンドプロによる、デモンストレーションラウンドを実施しました。

 おそらく出来栄えは立派なものでしょう。高速グリーンで、距離もたっぷりあって、さらに戦略性もあり、どこに出しても恥ずかしくない国際標準の一級コースであることは間違いありません。

 けど、それでいいのだろうか? 日本の選手が勝てるような設定を施しているのか、甚だ疑問です。

 だいたい、オリンピック招致に使途不明金を支出するような”お坊ちゃま気質”のJOC(日本オリンピック委員会)が、日本を勝利に導く戦略なんて、とても考えているようには思えません。

 話は、1957年のカナダカップ(ワールドカップの前身)に遡(さかのぼ)ります。霞ヶ関CCで行なわれたこの試合は、日本チーム(中村寅吉、小野光一ペア)が個人、団体ともに優勝しています。

 体格的にハンデがあった当時、なんで日本チームは勝つことができたのか?

 その要因のひとつは、グリーンが高麗だったことです。当時の日本のコースは、高麗グリーンの全盛。ベントグリーンに慣れていた外国人はみんな、高麗グリーン独特のボールの切れ方に対処できず、大苦戦を強いられました。

 片や、迎え撃つ日本チームは、練習を重ねて高麗グリーンに対応。見事な栄冠獲得につなげました。

 そして今、霞ヶ関CCで、日本の選手が勝てる秘策は練られているのでしょうか? 

 もし、そんな準備が進んでいたら、ごめんなさい。私の認識の誤りなので謝罪します。

 けど、おそらくそんなことはやっていないでしょう。単に世界の名コースと比較して、そん色ないレベルにまでクオリティを引き上げる――そのことで、頭がいっぱいなはずです。

 ただそうやって、世界レベルに上げていけばいくほど、日本の選手にとっては不利なんですけど……。まさに島国の”カッペ根性”の成せる業ですね。

 こうなったら、今からでも川奈ホテルゴルフコースに変えるとか、妙案はいっぱいあります。川奈GCは、チャールズ・ヒュー・アリソン設計で、『世界のベストコース100』の常連ですから、誰も文句は言わないでしょう。

 そこのグリーンは、なんと高麗。癖があって、読みにくいです。加えて、風も強く、それを読むのは難しいです。同コースに馴染みがある日本の選手に比べて、海外の選手はその対応に苦慮するはずです。

 ぜひ、川奈GCでやって、日本の選手に金メダルを! と思うんですけどね。まあ、現実的には難しいでしょうね……。

 もはや霞ヶ関CCで開催するのは仕方がないです。そこは諦めようと思うのですが、あらためて問題になるのは、ギャラリー対策です。

 猛暑日の縁天下に、2万人規模の集客を目論んでいる、というのはどうかと思います。しかも、1日の観戦チケットを1万円(※男女決勝ラウンド。予選ラウンドは7000円)で販売するって、アホかもう。

 私なら、1万円もらっても真夏の霞ヶ関CCの試合観戦には行きたくありません。だって、猛暑で阿鼻叫喚の地獄絵図になるのが見えていますから。

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最終更新:4/11(木) 7:20
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