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名古屋の左サイドで躍動! 風間監督のもとで進化する吉田豊は、代表に選ばれても不思議じゃない!

4/11(木) 17:59配信

SOCCER DIGEST Web

「似たような感じだな」吉田が重ね合わせる過去と現在

 今季、風間監督はチームの中で“より押し込むこと” “ボックス内に仕掛けること”を強く求めている。それは最終ラインの選手も同様なのだが、特にこの数試合で、吉田がサイドハーフの和泉竜司よりも内側、本来アタッカー陣が勝負をする位置に入り込むシーンがよく見られる。

 風間監督からは「動き続ける、受け続ける」というところを指示されていると吉田は言うが、こうした狙いについては過去に受けてきた指導とは異なる部分もあり、新鮮さを感じているようだ。
 
「サイドバックのポジションですけど、受け続けるためにはFWのところへ行ってもいいし、そういうところは新しいなと。名古屋に来て感じていることです」
 
 自身の攻撃の幅の広がりについても、こう続ける。

「裏だけ、クロスだけではなくて、中に入ってシュートを打つだとかグラウンダーのラストパスを送るとか。風間さんになっていろいろと教えてもらっているなかで、自分自身もプレーの幅が広がり、楽しみながらやれている。まだまだ精度を上げなければいけないところもありますけど、少しずつ良くなっている感触があります」
 
 風間監督の意を吸収し、選手としての成長とともに新たな引き出しを身につけ、手応えを感じる吉田。一方で風間スタイルのサッカーによって、かつての記憶も呼び起こされており、その過去と現在が良い具合にマッチしているようだ。
 
 その“過去”とは、プロキャリアをスタートした甲府時代である。当時、チームを指揮していた安間貴義監督も前任の大木武監督の志を受け継いで攻撃的なスタイルを採っていたのだが、この記憶が思い起こされるのだ。
 
「安間さんは(プロ)1年目に見てもらいましたが、11年目くらいになるところで(風間監督と)また『似たような感じだな』と。”止めて蹴る”という技術の部分をもう一回思い出させてくれたと思います」
 
 自身のプロ生活の原点とも言えるところに立ち返りつつ、吉田はさらなる進化を見せている。
 
 29歳という年齢は決して若くない。ただ現在、名古屋のピッチで繰り出されるパフォーマンスを見れば、日の丸を背負うことに対しての期待感も生まれてくる。それが実現したとしても、まったく不思議ではない。
 
取材・文●竹中玲央奈(フリーライター)

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最終更新:4/11(木) 21:42
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