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京のおやつと箸休め|〈Kew〉のカスタードドーナツ。

4/12(金) 15:05配信

Casa BRUTUS.com

金閣寺、龍安寺、仁和寺といった名刹が並ぶ、きぬかけの路と呼ばれるエリアに、この3月オープンしたカフェ〈Kew〉。レトロな長屋風の建物の1室に小さなキッチンと7席のカウンターを設け、イギリス仕込みのチーズケーキやドーナツを提供している。

店主の大木健太さんは、20歳の時にイギリスに渡り、写真家として活動していたが、30歳の時、ロンドン通なら知らない人はいないモダンブリティッシュのスターレストラン〈セント・ジョン〉に魅了されてしまう。店の一員になりたい一心でペストリーセクションのスタッフとなり、そこで作るようになったのがこの〈カスタードドーナツ〉。

帰国後、「いつかチーズケーキとドーナツの店を出したい」と思うも、セント・ジョンの味のままではないと感じるようになった大木さん。試行錯誤を重ね、いろんな人に食べてもらううちに、日本の材料で作る甘みをかなり調整したドーナツにたどりついた。

ドーナツは持つとずっしり手ごたえがあり、中にはクリームがぎっしり。カスタードと生クリームを合わせているので軽くて甘すぎず、とろとろで口当たりなめらか。夢中になって一気に半分くらいまで食べてしまう。

始めはひと味もふた味も違うクリームにハッとし、ひと息つくと今度は生地のおいしさに気づく。こちらも軽くて、ドーナツとは思えぬ爽やかさ。ふわふわの生地からほのかにレモンの香りがし、クリームとのバランスが絶妙で後味もよい。お皿に残った砂糖も生地にくっつけてきれいに完食したくなる。

数に限りがあるので、どうしてもドーナツをと言う人は早めの来店がおすすめ。もちろん、チーズケーキや焼き立てマドレーヌにもここだけの味がある。街中から少し距離があり、時には並ぶこともあるが、食べ終わった人はみんな笑顔。幸せな気持ちになれる。

photo_Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura

最終更新:4/15(月) 14:46
Casa BRUTUS.com

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