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「Apple Card」が打ち出した強固なセキュリティは、新しいクレジットカードがなくても享受できる

4/12(金) 12:12配信

WIRED.jp

アップルが3月25日の派手なイヴェントで発表した新しいクレジットカード「Apple Card」。ゴールドマン・サックスとマスターカードと共同で提供するこのサーヴィスを通じて、同社は既存のクレジットカードに対する消費者のさまざまな不満を解決すると断言している。

日本にキャッシュレスが浸透しない理由には、文化的な要因がある

それは申し込みが簡単で完全無料、そして特典を簡単に得られる点である。さらにアップルは、Apple Cardが「クレジットカードの常識をすっかり変える、かつてないレヴェルのプライヴァシーとセキュリティを提供する」カードであると力説している。

だが、19年夏のApple Card発行開始を待たなくても、実はアップルが打ち出している高いセキュリティは享受できる。「Apple Pay」と手持ちのクレジットカードを組み合わせて使うだけでいいのだ。

他のカードと同等のセキュリティ

「Apple Cardの登場で何かが変わるわけではありません」と指摘するのは、ガートナーの調査部門でヴァイスプレジデントを務めるアヴィヴァ・リタンである。「かなりうまいやり方です。アップルはすでにApple Payのインフラを構築しており、いまや世界中に膨大な利用者数を確保しています。つまり、さらに競争力を高める動きと言っていいでしょう」

iPhoneなどにプリインストールされている「Wallet」アプリにクレジットカードを登録すると、ユーザーはApple Payを利用できる。登録するのはApple Cardである必要性はない。

カードを登録すると、カード番号などの個人情報が固有のIDとして暗号化され、端末にある「セキュアエレメント」と呼ばれる決済専用のチップに保存されて厳重に保護される。Apple Payでの支払い時に求められるのは、この固有IDとワンタイムのセキュリティコード、そして顔か指紋による個人認証だ。

この方式なら、カード番号そのものをやりとりする必要がない。仮に犯罪者が不正を働こうにも、ワンタイムコードとカード所有者の顔か指紋を入手しない限り何もできない。こうしたセキュリティ対策はApple Cardでも同じように適用される。

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最終更新:4/12(金) 12:12
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