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大学の新入生に教えてあげたい「就職活動は大学一年生から始まる」という話。 (塚崎公義 大学教授)

4/12(金) 6:49配信

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■充実した学生生活を送ろう

就職試験で最もよく聞かれる質問は「学生時代に力を入れた事は何か」である。大学での勉強面とそれ以外に分けて答えさせる場合が多い。その答えを用意するため、諸活動に励む必要がある。「特に何もせず、コンビニのバイト以外はゲームをしていました」では、大減点だからである。

「体育会系の運動部で練習に打ち込みました。それにより、気力と体力と忍耐力が強くなりました」が最強であろうが、就活のために運動部に加入するというのも普通の人には辛いだろうから、他の選択肢も検討しよう。

「思い切りアルバイトをして資金を貯め、世界一周旅行に行きました。日本では常識だと思っていた事が世界では常識ではない、という事に気づく事ができました。それからは、当然だと思っている事も本当にそうだろうかと疑ってみる習慣が付き、様々な発見をする事ができました。」というのは如何であろうか。

目標に向かって真剣にアルバイトをする努力、パック旅行ではなく自分で世界を一周する行動力をアピールすると共に「ライバルたちの経験していない事を経験し、多くの物を得た」と主張できるので、高得点であろう。

無難なところでは、「ボランティア活動に打ち込みました。様々な活動を通じて、困っている方の望んでいる事と支援する側が思い込んでいる事のズレを如何に埋めていくのかが重要だと痛感し、相互理解に尽力しました。活動を通じて様々な方々と協力する作業も多かったので、コミュニケーション能力は付いたと思います。」といった物でも良い。何をしたのか、それによってどのように成長できたのか、がアピールできる事なら、何でもトライしてみるべきである。

■情報交換できる友人を数多く作ろう
情報は重要である。「どの先生が単位認定に厳しいか」という情報は、学生にとって最重要であろう。しかし、大学のホームページには掲載されていない「非公式情報」なので、先輩に聞くしかない。自分で先輩を知らなければ、先輩からの情報を持っていそうな友人に聞くしかない。そうした事が聞ける友人を数多く持つ事が、学生生活にとっても就活にとっても重要である。

「あの企業は、こうした質問をする」「あの企業は男女差別が激しいから女子学生は受けない方が良い」といった情報を持っているのといないのでは、全く結果が異なるであろう。

気を付けるべき事は、情報は無料ではない、という事である。いつも友人から情報を得ているばかりだと、友人が君と付き合うメリットを感じないだろう。ギブアンドテイクができる方が、友人関係は長持ちする。就活に必要なのは「一緒にゲームしていて楽しい仲間」ではなく「有益な情報を交換しあえる仲間」なのである。そのためには、自分も他人に感謝される情報を数多く持っておく事である。

友人が大勢いれば、A君から教授による単位認定の厳しさの情報を得てB君に伝え、B君から美味しいレストランの情報を得てA君に伝える、といった事が可能となる。そうなれば、自分は無料で教授とレストランの情報が得られ、しかもA君にもB君にも感謝されるのである。

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最終更新:4/12(金) 6:49
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