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大学の新入生に教えてあげたい「就職活動は大学一年生から始まる」という話。 (塚崎公義 大学教授)

4/12(金) 6:49配信

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■大人と話す機会を持とう

大学生としては、学生の友人を数多く作る事が非常に重要であるが、就職活動を考えた場合には、大人と話す機会を数多く持つ事も重要である。面接の時に学生言葉が出てしまわないように、という事もあるが、大人との会話は世の中という物を知る機会だからである。

ゲーム好きな大人とゲームを楽しむだけでは意味が無い。可能ならば話の内容は、仕事の事やニュースの事が望ましい。サラリーマンたちとの間で「最近、こういうニュースを見て、こんな感想や疑問を持ったのですが、どうなのでしょうか」といった会話ができれば最高である。父親でも親戚でも友人の父親でも社会人野球チームのメンバーでも、そうした話に付き合ってくれそうな大人を探す事だ。

「サラリーマンとして働く」という事が、アルバイトとして働くのと如何に異なっているのか、という事をイメージした上で就活に臨めれば、就活はスムーズであろう。最低限、サラリーマン社会を描いたドラマを見よう。小説を読めば更に良い。ミスをして叱られている新入社員や、叱っている上司の立場に自分を置いて、どんな気持ちか考えてみよう。それが、サラリーマンになった時の君の気持ちだ。

■経済に興味を持とう
経済の動きに興味を持とう。いきなり経済関係の新聞記事を読んでもよくわからないかも知れないが、わからなくても毎日眺めていると、少しずつわかるようになってくる。

毎日眺めるための工夫としては、「株式投資信託」を銀行で1万円だけ買う事である。株価が上がれば儲かり、下がれば損をする。損をしても最大1万円だから、小遣いの範囲での遊びなのだが、毎日株価を見たくなり、自然とスマホで経済ニュースをチェックするようになるだろう。そのための1万円を惜しむべきではない。まして、損をすると決まったわけでもないのだから。

諸君が就職活動をするのは3年後であるが、今後の3年間をどう過ごすかで、就職活動の結果は大きく左右されるであろう。冒頭の言葉を繰り返しておく。頑張らない自由を君たちは持っているが、それによって就職活動に失敗しても、それは自己責任である。

頑張りたまえ。健闘を祈る。


塚崎公義 久留米大学商学部教授

【プロフィール】
日本興業銀行(現みずほ銀行)にて、主に経済関連の調査に従事した後、久留米大学に転職。趣味は、難しい事を平易に解説する文章を書く事。SCOL、Facebook、ブログ等への執筆のほか、著書も多数。

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最終更新:4/12(金) 6:49
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