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中山向きの伏兵4頭が平成最後のクラシック・皐月賞で大暴れの予感

4/12(金) 7:40配信

webスポルティーバ

 一方、松田記者はスプリングS2着のファンタジスト(牡3歳)を推す。

「はっきり言って、前走のスプリングSは『距離の壁あり』と、同馬を軽視していました。ところが、結果は2着。自分の見立てが甘かったことを反省するばかりです」

 今回は、もう1ハロン距離が延びるが、その点に不安はないのだろうか。

「冷静に過去のレースを分析すれば、今回の距離延長にも対応できる下地があります。3走前のGII京王杯2歳S(11月3日/東京・芝1400m)は、序盤の3ハロンが38秒0という超スローでした。あまりの遅さに行きたがる馬が続出しましたが、ファンタジストは道中うまく流れに乗って、3番手から抜け出して快勝しました。

 そして前走は、中団やや後方で脚をため、メンバー最速の上がりをマークして、頭差の2着にまで追い上げました。幅広い距離をこなすことができるのは、何より操縦性の高さのおかげ。器用さも兼ね備えており、中山・芝2000mだからといって、評価を落とす必要はないと思います」

 さらに松田記者は、ファンタジストの成長度にも着目し、皐月賞での激走を期待する。

「今回のメンバーでは唯一、デビュー戦から前走までで30kg以上の馬体増に成功しています。昨年8月のデビュー時が448kgで、今年の3月には484kg。1戦ごとに力をつけていることは明らかで、それは坂路で好時計を連発している中間の調整にも表れています。

 ちなみに、管理する梅田智之調教師は、ダービー参戦には否定的。勝負は皐月賞。メイチの仕上げだけに、怖い1頭ですよ」

 松田記者ももう1頭、気になる馬の名前を挙げた。

「ヴェロックス(牡3歳)です。サートゥルナーリアを負かすなら、同馬よりも”前”で運べる馬と見て、面白い存在だと思いました。これまでの3勝はすべて、3~4番手の好位から最速の脚を使って完勝。立ち回りのうまさは、いかにも皐月賞向き、といった印象を受けます。

 道悪もこなす脚力があり、やや重だった前走・若葉S(1着。3月16日/阪神・芝2000m)の走破時計は、翌日の古馬準オープン・但馬Sと同じ2分2秒1と優秀なものでした。重賞勝ちこそありませんが、GI馬2頭とは未対戦で、勝負づけが済んでいないのも大きな魅力です」

 平成最後の牡馬クラシック。波乱の立役者として歴史に名前を刻む馬が、この4頭の中にいるかもしれない。

土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

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最終更新:4/12(金) 7:40
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