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松山英樹のマスターズ初日。「一番いい攻め方」も気持ちと身体にズレ

4/12(金) 17:20配信

webスポルティーバ

 今季メジャー第1戦のマスターズ(4月11日~14日/ジョージア州)が開幕した。

 松山英樹は初日、3オーバーの「75」。首位と9打差の63位タイでホールアウトした。

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 出だしの1番ホールから3連続ボギー。1番では右の深いフェアウェーバンカーから2打目が乗らず、3打目のアプローチが3m強もショートしてボギーとなった。

 2番パー5も、ティーショットが右のフェアウェーバンカーにつかまった。グリーンまで268ヤード残すも、深いバンカーのアゴによって、2打目は119ヤードと出すだけ。さらに3打目もグリーン左のバンカーに入れて、ボギーとした。

 3番ホールは、350ヤードと短いパー4。そこでも、第1打を右の林に入れてしまう。そこから、グリーンにたどり着くまでに3打を費やして、このホールもボギーを喫した。

 ティーショットから乱れた松山。本来ならば、穏やかにスタートして、徐々にエンジンをフル回転させていきたいところだったが、「気がついたら、3ボギーという感じ」(松山)でのスタートになった。

 ショットがすべて不調なわけではない。見ていると、気持ち(のリズム)と身体のスイングが微妙にズレている感じだ。

 すでにマスターズは過去7回プレーして、それなりに成績も出している。どういう組み立てをすればいいか、百も承知だ。

「だからといって、攻め方を変えたりするつもりもないし、自分にとって一番いい攻め方をしていて、こういう結果なんですから……」(松山)

 4番ホールでようやくパーとして、迎えた難関の5番ホール。今年から距離が40ヤード延びて、495ヤードのパー4となった。この日、ここでバーディーを奪ったのは、わずか4人。松山はそのひとりとなった。

 フェアウェー左サイドの2つのバンカーを避けて、右のフェアウェー312ヤードにナイスショット。ピンまで残り191ヤードの2打目も、6番アイアンで攻めて、ピン横60cmにつけるショットを放った。

 ついに来た初めてのバーディー。けれども、その後「いいプレーにつながってくれなかった」と松山は言う。

 前半を2オーバーで折り返し、後半のアーメンコーナー(11番~13番)を攻め切れば……という期待感も、10番ホールのダブルボギーで挫かれた。

 まさに不完全燃焼のラウンドだ。スピードに対してのギア、あるいはギアチェンジのタイミングがかみ合わない。要するに、流れに乗れなかったのだ。いや、流れをつかみ切るタイミングも見出せなかった。

「明日は、なんとかアンダーパーで回りたいと思う」と語った松山は、もちろんまだまだ諦めていない。

 出遅れた初日。でも、残りはまだ54ホールある。2日目にイーブンパーまで戻せたら、十分に上位に食い込める位置に立てる。

 粘り強さが身上の松山のゴルフ。その粘りと、1打1打の執着心が、明日からのスコアに出てくるはずだ。

三田村昌鳳●取材・文 text by Mitamura Shoho

最終更新:4/12(金) 17:20
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