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忖度辞任のトリガー「塚田分かってるな」で注目 参院のドン・吉田幹事長の“意味深”発言7選

4/12(金) 6:00配信

文春オンライン

 先週ブレイクし、そのあとすぐさま消えた塚田一郎氏(元・国土交通副大臣)。安倍首相や麻生財務大臣の意向を忖度し、道路建設をめぐる利益誘導をしたと言ってしまったあの名スピーチ。

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《吉田幹事長が私の顔を見て、「塚田分かってるな、これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」と。私、すごく物わかりがいいんです。すぐ忖度します。「分かりました」と。》(塚田一郎)

 忖度、忖度というが「分かってるな」と具体的に言ってくる人がいることを教えてくれた。つまりこれはもう忖度ではない。

「塚田分かってるな」と語った吉田幹事長に注目

 さらに注目したいのは「吉田幹事長」という登場人物である。自民党の吉田博美・参院幹事長のことだ。現・参院のドン。そして塚田氏は今年改選を迎える必死の参議院議員である。この関係性だけでも十分「いい匂い」がするではないか。

 当コラムでは吉田博美氏の言動にはちょいちょい注目していた。どんな人物なのか、あらためて過去の記事や発言をみてみよう。

 まず、2017年末の毎日新聞が吉田博美氏にスポットを当てていた。

「参院自民 増す存在感 吉田氏、野党人脈生かし 来秋の総裁選 動向焦点」(毎日新聞2017年12月29日)

 要点を抜粋すると、

・安倍晋三首相の「1強」が自民党内で続く中、参院自民党がじわりと存在感を高めている。

・空気が変わったのは16年7月、吉田氏の参院幹事長就任。師と仰ぐ青木幹雄氏の隠然たる影響力もあって参院を統括し、野党とパイプを築いて力を蓄えた。

 いかがだろうか。かつての参院のドン・青木幹雄氏の影響もあり、頭角を現してきた吉田氏の様子がわかる。そしてこの記事の時点では「来秋」となっている自民党総裁選で吉田氏がどう動くか注目されていた。

 では、その総裁選(昨年秋)で吉田氏はどのような動きをしたのか?

石破氏のスローガンにかみついていた!

 活躍も活躍、大活躍だったのである。こういう記事があった。

「石破氏 参院竹下派と連携腐心」(毎日新聞2018年8月24日)

 石破茂氏が「正直で公正、謙虚で丁寧な政治をつくる」と主張したことに対して、参院竹下派を仕切る吉田博美氏は「個人的なことで攻撃することには非常に嫌悪感を感じている」と「苦言を呈した」というのだ。

 あー、「正直・公正」という石破氏のスローガンあったなぁと思いだした方もいるだろう。それに真っ先にかみついたのが吉田氏だったのだ。

 しかしなぜ「正直・公正」という言葉が安倍首相への個人攻撃だと判断したのか不思議だったが(それ、擁護にみえてマイナスになってないか)、とにかく吉田氏は石破茂をけん制した。

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最終更新:4/12(金) 6:00
文春オンライン

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