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シーンに合わせた変幻自在の最先端サス!『KAWASAKI VERSYS1000 SE』#試乗インプレ

4/13(土) 15:49配信

webオートバイ

穏やかなパワー特性としなやかな足で走りも寛容

ヴェルシス1000は、Z1000、ニンジャ1000系のエンジン、フレームレイアウトをベースとしたロードアドベンチャースポーツ。既にそのベースをイメージしづらいほどルックスは異なるが、姿だけでなく、その走りも快適なツアラーとなっている。

同じくオンロード指向の強いヤマハのトレーサーやBMWのS1000XRなどよりパワーフィールが穏やかで、乗り味もどっしり、ゆったりしているのが特徴。大雑把な書き方だが、大らかな快適指向だ。このヴェルシスの上級グレード・SEにも前後にセミアクティブサスのKECSが入っている。しかもリアはH2 SX SEプラスと同様にタンデムや積載状況に合わせてワンタッチで遠隔設定が可能。前後サスともホイールトラベルは150mmほど。普通のオンロードモデルよりは長めのトラベルなので、荒れた舗装路の凸凹くらいなら、車体を大きく揺らすことなく足だけで吸収できる。そんなSEの足回りだが、超高級ショックの作動フィールほどではないが、なかなかしなやかな動きをする。同価格帯のツーリングスポーツを見渡してもトップレベルの快適さで、乗り心地はスゴくいい。また、アップライトなライポジでホールドも楽。路面にハンドルを取られるほどの荒れ地を走っても抑えやすい。タイヤの性能や最低地上高、重さをわきまえればそれなりの冒険もできるだろう。なかなか融通の効くバイクだ。低速から高速、良路から荒れた舗装路まで快適。かなりスポーティなコーナリングまでやったが、このバイクの許容リーンアングルの範囲内なら不満のない接地性を体感できた。ウリであるセミアクティブサスの劇的な違い…というのは実感できなかったが、ちょっとしたフラットダートまで普通に走れてしまう。実感できないということは、それだけ効きが自然ということ。やはり優秀なのだ。

エンジンはフラットなトルクで極低回転域からよく粘る柔軟な性格。電子制御スロットルでFIというのもあるが、6速1500回転から滑らかに加速し、見事にリニアに力を増す。トルクが充実しているのでどんな走りでもイージーに対応できるのが魅力だ。新型ヴェルシスSEは、ちょっと上等なロードアドベンチャーツアラー。スポーティな走りを含め、オールマイティな走りができ、乗り手のワガママに寛容に応える能力と快適さが魅力だ。

■SPECIFICATION
全長×全幅×全高2270×950×1490mm
ホイールベース1520mm
最低地上高150mm
シート高820mm
車両重量257kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量1043cc
ボア×ストローク77×56mm
圧縮比10.3
最高出力120PS/9000rpm
最大トルク10.4kg-m/7500rpm
燃料供給方式FI
燃料タンク容量21L
キャスター角/トレール27度/106mm
変速機形式6速リターン
ブレーキ形式 前・後φ310mmダブルディスク・φ250mmディスク
タイヤサイズ 前・後120/70ZR17・180/55ZR17

宮崎敬一郎

最終更新:4/13(土) 15:49
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