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Apple のハリウッド進出、道のりは「前途多難」か?:「彼らは新しいフレネミー(友を装う敵)」

4/13(土) 8:15配信

DIGIDAY[日本版]

シリコンバレーとハリウッドの溝

ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)によれば、Appleはすでに、10億ドル(約1100億円)以上をオリジナル番組に投じている。準備中の番組は30ほどあり、そのうち約10番組がすでに完成しているか完成間近だ。また、2020年にも数番組の制作が計画されているという。

この旺盛な購買力にウィザースプーン、M・ナイト・シャマラン、オプラ・ウィンフリーなどの大物が引き寄せられている。

しかし、Appleの経営陣は幅広いオーディエンスを引きつける家族向けの番組を求めており、この「放送感受性」が一部のプロデューサーをひるませている。Appleに番組を売り込んでいるある人物は「『Appleには刺激が強すぎるだろうか?』など、気にしなければいけないことがいくつもある」と話す(それほど刺激が強くないものに関しては、神経質になることをやめたようだ)。

Appleが番組にゴーサインを出したら、プロデューサーは「ネットワーク」ノートと「ブランド」ノートに従わなければならない。複数の情報筋によれば、Appleがオリジナル番組の監督に起用した業界幹部がネットワークノートを作成し、ブランドノートは多くの場合、ストーリー上、つじつまが合うかどうかより、Appleのブランドがどのように描かれるかに関心を持つApple幹部が用意するという。たとえば、未来を舞台にした番組で、未来のApple製品を登場させたら、Apple幹部は削除を求めるだろう。たとえつじつまが合わなくても、既存のApple製品を使わせたがると、ある情報筋は話している。

ビジネスのあらゆる面を厳しくコントロールするAppleの慣習も、ハリウッドの「縁の下の力持ち」たちを苦労させている。複数の情報筋によれば、カラーコレクションから視覚効果、音楽まで、制作プロダクションはAppleのセキュリティープロトコルに対応しなければならず、資産の管理や移動がはるかに難しくなっているという。

「ソフトウェア開発の世界では機能するのかもしれないが、番組制作の世界では通用しない」と、ある情報筋は語る。「テクノロジー企業は決して、どのように行われているかを理解し、その伝統に従おうとは言わない」。

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最終更新:4/13(土) 8:15
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