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「受付職員の声の大きさは?」患者目線の病院の見分け方

4/13(土) 16:01配信

女性自身

「本来、病院は患者のためのもの。それが“医療者のほうが上から目線”という状況がずっと続いてきました。今、徐々にですが、患者にやさしい病院にしようという試みを、多くの病院が始めています」

こう話すのは、認定NPO法人「ささえあい医療人権センターCOML」(以下・コムル)理事長の山口育子さん。コムルは’90年に活動を開始して以来、患者とその家族から6万件を超える電話相談を受け、医療機関を患者目線で見直す「病院探検隊」などの活動を続けてきた。

「私自身、25歳のときに、卵巣がんと診断されて手術をしました。つらい抗がん剤治療を受けるなかで、自分の欲しい情報が得られず苦しみましたが、治療が後半に入ったころ、セカンドオピニオンで出会った医師からの『自分自身のことは自分で決める。これからの時代、患者さんの意思を尊重することが大切ですよ』という言葉に救われました。それをきっかけに、患者の主体的な医療参加を目指すコムルの活動に参加したのです」(山口さん・以下同)

その活動のなかでも、院内見学・受診を通して改善の提案をする「病院探検隊」が全国の医療機関から注目されている。

「これは病院のトップからの依頼で、一般の患者として病院内を見て回り、改善点を提言するという取り組み。'94年の開始以来、これまでに90以上の病院に“出勤”しました」

そのひとつが、'15年に実施依頼を受けた慶應義塾大学病院だ。

「臨床研究中核病院に名乗りを上げたところ、厚労省から『患者目線の欠落』を指摘され、承認に“待った”がかかった。そこで、どこを改善したらいいか指摘してほしい、ということでした。実際に足を運ぶと確かに、医療者のほうが主人公であると感じる場面に随所で遭遇しました」

コムルでは、詳細な改善ポイントを報告書にまとめて提出。すると翌年、その成果が表れ、臨床研究中核病院の認可が下りたという。そんな山口さんにとって、患者にやさしい病院とはどんなものか。20項目のチェックリストとして掲げてもらった。

「今回は、お見舞いなどで病院を訪問した際、その病院がいかに患者目線で医療を行っているかを判断するために作成しました。ポイントは『整理整頓(安全管理につながる)』『プライバシーの保護』『衛生面』『スタッフの雰囲気(患者に寄り添っているか、また危機管理ができているか)』。これらを総合して見れば、その病院のレベルがわかります」

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最終更新:4/13(土) 16:15
女性自身

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