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アントラーズがサッカー場の席数減を考える訳

4/13(土) 6:00配信

東洋経済オンライン

人口が減少する中でも成長を続ける鹿島アントラーズFC。売上高100億円に向けて着実に歩を進めるが、なんとスタジアムの収容人数を4万人から2万5000人に減らしたいという。どういう意図なのか。引き続き同社の鈴木秀樹取締役事業部長に聞く。

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(前編)アントラーズが茨城の田舎で70億円売る理由

■レアル・マドリードに2回負けて見えてきたもの

 中原:前回のお話では、地方の企業経営のお手本になる秘訣をお伺いしました。田舎でやればやるほど、デジタルを駆使しないといけないということ、それから、経験と勘を裏付けるデータを収集するために、マーケティングに時間とコストをかけているということを教えていただきました。

 今回まず伺いたいのは、いわゆるスタッフの数です。一般的にいえば、Jリーグでは「選手が30人いたらスタッフも30人必要」という話を聞いたことがあるのですが、実際にアントラーズはどうなのでしょうか。

 鈴木:昨年はAFCチャンピオンズリーグの決勝に行ったり、クラブワールドカップに行ったりしましたが、実はFIFA(国際サッカー連盟)はこれらの大会に参加する各チームにパッケージとして、50人分のお金を出しているんです。

 試合に出る選手が11人で、控えを入れても多くて18人くらいじゃないですか。それなのに、パッケージでは合計50人もいるんですね。それが世界のサッカーの常識であって、選手のほかにもメディカルスタッフや用具係などいろいろな役割の人がいて、それで僕らも60人くらいになっているんです。

 少し話がそれるかもしれないですけど、僕らはレアル・マドリードとクラブワールドカップで試合をして見事に負けました(1-3、昨年12月20日の準決勝)。その2年前の2016年にもレアルに負けたわけなんですが、あの時見えていたレアルと今回見えていたレアルはまったく違っていました。2016年の時のレアルはその中身がわからなかった。ところが今回は、大会の期間中ずっと一緒にいたので、ある程度いろいろなことが見えてきたんですよ。

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