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勝間和代×堀正岳対談。今ほど「ライフハック」が楽しい時代はない

4/14(日) 22:10配信

ライフハッカー[日本版]

「本当にその判子、必要?」小さな違和感を無視しない

勝間:自分次第で今ある仕事も減らせるはずです。コンサルティングファームにいた20代の頃から、私が仕事を減らせているのは「必要なもの」をはっきりさせるからです。

たとえば「何のために、どのタイミングで、このデータが必要なのか」を明確にするんです。

堀:本当に必要な時に、必要なものだけを用意すると。

勝間:あとは「そもそも何で必要なの?」って、ものすごく多いんですよ。

たとえば「判子を押した見積もり書を出してほしい」という会社も結構多いですよね…何で必要なんですか?

法的に必要でなく、あくまで社内規定なのであれば、社内さえ通ればいいんですから。

判子でなくてPDFや透明GIFの電子印鑑で済むように働きかけたほうがいいはずです。

堀:ただ、多くの人が「みんながちゃんと判子を押しているのに、自分だけやらないのは…」と同調してしまうところがある。

勝間:判子を押すことによってプロダクティビティが上がるなら、私も喜んで押しますよ(笑)。ただ、ほとんどがそうはならないんですよ。

堀:そういう小さな違和感やストレスに気づいて、世の中の枠組みを「当たり前」と思わずに改善するのが大事ということですね。

『勝間式超コントロール思考』でも、コントロールの定義を「受け身的に生きるのではなく、自分が主役となって主体的に行き、そして環境や周りに働きかける」ことだと書かれています。

無意識のうちに判子を殊勝に押したりしていないか、というのも『勝間式超コントロール思考』でいえば「無意識に受け入れている不快さに気がつく」ことですね。

勝間:そうです。だから皆さん、不快さに関する感受性を低くしているのではないでしょうか。我慢をするのが常態になってしまっているんです。我慢しないと不愉快なことが多すぎるから。

だって、いちいち考えても、自分では動かせないことがあると苦痛じゃないですか。

混んでいる電車にしか乗らないのに、「混んでいる電車に乗ることが不快」だったら嫌になってしまう。だから、だんだん慣れてくるんですよ。

堀:たしかに。

勝間:慣れてきたほうが短期的には楽なんです。だから、「そういうものだ」と思っていってしまう。

堀:それはアメリカでライフハックが提唱され始めた頃を思い起こしますね。

「このツールがあれば1時間かかったものが5分で出来る」と、不快さに対する変化こそライフハックブームの発火点だったわけです。

紙と鉛筆だけだったワークスペースに、急にITが入り込んできて、新しい選択肢を手に入れた瞬間に「別のやり方があるぞ!」と気づき始めた。

勝間:選択肢を手に入れるって、すごく大事なんですよ。

不快さを受け入れて従うのではなくて、「他に方法があるのではないか」と、いつも代替案を考え続けるということです。

堀:その代替案を得たり、探し当てるのは主体性が高くて面白いんですよね。不快な部分をちゃんと意識したならば、次にそれを何とかする方法はどこかに転がっているはずだと。

勝間:自分が不快なら、不快に思う他人もいるはずですからね。

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最終更新:4/14(日) 22:10
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