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セは横浜が38年ぶりの優勝、パは空前の混戦から西武が抜け出す/平成プロ野球史(10年/1998年編)

4/15(月) 11:14配信

週刊ベースボールONLINE

 新元号「令和」が発表され、平成のカウントダウンが加速している。
 今回はシリーズで平成元年の1989年から2018年まで、年度別にMVP、ベストナインを選んでみた。
 この手の企画では、いつも書いているのだが、あくまで編集部選定。異論反論は多いと思うが、ご容赦いただきたい。
 なお、当連載は土日は休み。

大魔神とマシンガン打線で横浜セを席捲

1998年(平成10年)
セ(1横浜2中日3巨人4ヤクルト5広島6阪神)
パ(1西武2日本ハム3オリックス4ダイエー5近鉄6ロッテ)
※日本一は横浜

 1998年の主役は「横浜」だった。
 セでは「俺を監督と呼ぶな」と選手、マスコミに言った権藤博“さん”の下、横浜が自由自在の野球を見せる。

 打っては、つながり出すと止まらない「マシンガン打線」、投げては、大魔神と呼ばれた絶対的守護神・佐々木主浩を軸に継投野球を確立させ、勝ちまくり、38年ぶりの優勝を飾った。

 2位には新人・川上憲伸が14勝を挙げた中日。その川上と大学時代から名勝負を繰り広げた高橋由伸が活躍した巨人は、清原和博の不振、夏場には「ガルベス事件」もあって3位に終わった。

 パは当初、ビッグバン打線の日本ハムが走ったが、夏場の失速で一気に大混戦に。最終的には一時日本ハムに10ゲーム差をつけられていた西武が抜けだした。
 
 日本シリーズでも横浜が西武を4勝2敗で下し、勝利。同年は甲子園でも横浜高が春夏連覇。まさに「横浜の年」となった。

MVPは横浜の佐々木主浩

1998年(平成10年)
本誌選定MVP
佐々木主浩(横浜) 史上最強のクローザー

 やはりMVPは佐々木しかいない。51試合に投げ、1勝45セーブ、防御率は0.64の安定感。150キロ前後の剛速球と魔球フォークの切れ味はすさまじく、打者がヒットを打っただけで球場がどよめくほど。相手チームは、佐々木が出たら終わりと焦り、墓穴を掘る展開もあった。

本誌選定ベストナイン
[先発投手]
川崎憲次郎(ヤクルト)       
27試合17勝10敗0S、防御率3.04
チームは4位だったが、故障からシュートを覚え復活、最多勝と沢村賞を獲得した

[抑え投手]
佐々木主浩(横浜)        
51試合1勝1敗45S、防御率0.64

[捕手]
谷繁元信(横浜)        
134試合117安打14本塁打55打点1盗塁、打率.254
多彩なリリーフ陣をうまくリード。打の貢献も大

[一塁手]
クラーク(近鉄)        
135試合170安打31本塁打114打点0盗塁、打率.320
勝負強さが光った。48二塁打は当時の日本新記録

[二塁手]
ローズ(横浜)         
124試合152安打19本塁打96打点2盗塁、打率.325
不動の四番打者としてマシンガン打線の中核を担った。守備もうまい

[三塁手]
片岡篤史(日本ハム)      
133試合140安打17本塁打83打点2盗塁、打率300  
三番打者としてビッグバン打線を支えた。四球114もすごい

[遊撃手]
石井琢朗(横浜)        
135試合174安打7本塁打48打点39盗塁、打率.314
マシンガン打線の斬り込み隊長。精神的支柱でもあった

[外野手]
イチロー(オリックス)
135試合181安打13本塁打71打点11盗塁、打率.358
プロ野球史上初となる5年連続首位打者

松井秀喜(巨人)
135試合142安打34本塁打100打点3盗塁、打率.292
故障もあって出遅れたが、本塁打、打点の2冠に
鈴木尚典(横浜)
131試合173安打16本塁打87打点3盗塁、打率.337
不動の三番打者として2年連続首位打者

[指名打者]
ウィルソン(日本ハム)     
133試合129安打33本塁打124打点1盗塁、打率.255
2年連続本塁打王。打率は低いが、勝負強い打撃を誇った

週刊ベースボール

最終更新:4/15(月) 11:14
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