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高視聴率の朝ドラ『なつぞら』、満足度も直近7作で最高の好発進【ドラマバリュー調査】

4/15(月) 12:00配信

コンフィデンス

 連続テレビ小説100作目の記念作となる、広瀬すず主演『なつぞら』(NHK総合/月~土8:00)が序盤から好調だ。視聴率は、4月1日放送の第1話が平均22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、17年後期の『わろてんか』から4作連続の初回20%超えを記録。4月10日の第9話では平均23.1%をマークするなど、好調に推移している。一方で、同作に対する視聴者満足度も絶好調。週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』によるドラマ満足度調査「ドラマバリュー」では、第1週目の満足度が100ポイント満点中86Ptを記録。好発進を切った前作『まんぷく』(第1週の満足度は73Pt)を大きく上回り、同調査を本格的に開始した15年度後期『あさが来た』以降の直近7作の朝ドラのなかで、最高のスタートとなった。

【写真一覧】ヒロイン兄役の岡田将生、祖父役の草刈正雄など「なつぞら」主要キャスト

◆朝ドラの満足度は初週から徐々に上昇していくケースが多かった

 『なつぞら』は、戦災孤児となったヒロイン・奥原なつ(広瀬)が、父の戦友だった柴田剛男(藤木直人)に引き取られ、彼の暮らす北海道・十勝の酪農一家のもとで新たな生活をスタートさせるところから物語は始まる。大自然と開拓者精神あふれた強く、優しい大人たちのもとで成長したなつは、やがて、アメリカで流行していた“絵が動く”漫画映画の魅力を知り、アニメーションの世界へ。広大な地で育ったみずみずしい感性を武器に、草創期のアニメーション業界で活躍していくなつの人生がイキイキと描かれていく。

 脚本は、NHK大河ドラマ『風林火山』や連続テレビ小説『てるてる家族』、ドラマ『悪夢ちゃん』や『フランケンシュタインの恋』(ともに日本テレビ系)、映画『39 刑法第三十九条』、『黒い家』、『命』など、ヒューマンストーリーから恋愛ドラマ、ホラー、SFまで、幅広いジャンルの作品をヒットに導いてきた大森寿美男氏が手がけている。

 朝ドラ作品における「ドラマバリュー」の推移としては、半年間にわたる長期の放送という特徴から視聴率とは比例せず、初週は大体40ポイント後半~50ポイント中盤の満足度でスタートし、その後、ストーリーが進んでいくにつれ徐々にポイントを高めていくケースが多かった(第1週目の満足度は、『あさが来た』56Pt/『とと姉ちゃん』53Pt/『べっぴんさん』46Pt/『ひよっこ』51Pt/『わろてんか』48Pt/『半分、青い。』54Pt)。その“定番の流れ”を変えたのが、安藤サクラがヒロインを務めた前作『まんぷく』だった。『まんぷく』は直近3年の朝ドラ作品で最高の初週満足度73Ptでスタートし、第4週には早くも90Ptに到達。その後も、特別大きく満足度を下げることなく、80Pt前後の高い数値を維持したまま半年間にわたる放送を終えた。

◆アニメを活用した演出に好反応「新鮮味を感じた」

 そんな『まんぷく』を上回り、最高のスタートを切った『なつぞら』。では、何がそんなにも視聴者を引きつけたのか。理由はいくつもあると思うが、まず1つには、物語の軸となるアニメーションが有効的に活用されたことが挙げられるだろう。全編アニメによるオープニング映像をはじめ、戦時中の回想シーンなどにアニメを取り込む演出は目新しく、視聴者から「これまでの朝ドラにない新鮮味を感じた」(40代女性/北海道)、「スピッツが歌う主題歌とオープニングがとても良い」(30代女性/埼玉)、「辛いシーンもアニメが入ることで受け入れられたような気がする」(30代女性/東京)とのコメントが寄せられている。

 そして、1つにはやはりキャストの演技によるところが大きいようだ。第1週目は、引き取られた柴田家の面々に支えられながら、見ず知らずの地で必死に生きていこうとするヒロインの幼少期が描かれたが、特になつ(粟野咲莉)と柴田家の“がんこ”な祖父(草刈正雄)とのシーン・演技に対する評価が高く、視聴者から「なつの健気さに朝から涙を流しながら観た」(50代女性/千葉)、「草刈正雄さんの名演技に感動しました」(20代男性/東京)、「草刈さんのなつへの励ましの言葉にはグッときた」(50代男性/東京)、「なつとお祖父さんのアイスクリームのシーンが良かった」(40代女性/大阪)との声が非常に多く寄せられている。草刈正雄は、16年放送の大河ドラマ『真田丸』で主人公の父・真田昌幸を好演し話題となったが、朝ドラへの出演で再び世間から大きな注目を集めることになりそうだ。

 4月15日の第3週目からは、いよいよ広瀬すずが本格的に登場。さらに魅力的なキャストが加わり、成長したなつの青春時代が描かれていく。次週以降も満足度の高い見ごたえのある展開が期待される。

◆「ドラマバリュー」とは
オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1~20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。

最終更新:4/15(月) 13:47
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