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【平成スポーツカー図鑑 11】三菱GTO(Z16A型)は迫力あるスタイリングと圧倒的な動力性能でライバルを凌駕した(平成2年)

4/15(月) 7:00配信

Webモーターマガジン

三菱初の不等トルク配分型4WDを採用

新しい元号が「令和」に決まり、いよいよ平成が終わろうとしているが、この時代に誕生した記憶にとどめておきたいスポーツカーたちを紹介する連載企画。第11回は三菱のフラッグシップクーペとして登場した「Z16A型 三菱GTO(平成2年<1990年>10月発売)だ。

ギャランGTOが今もめちゃカッコいい、ほら、この通り!【写真】

1989年(平成元年)の東京モーターショーに「HSX」という名で参考出品され、翌90年10月から発売されたのが三菱のフラッグシップクーペ「三菱GTO」だ。

海外には「三菱3000GT」の名で輸出され、また当時業務提携していたクライスラーには「ダッジ・ステルス」の名でOEM供給(前後のデザインなどが異なる)もされていた。

4ドアミドルセダンのディアマンテからシャシとパワートレーンは流用されているが、コークボトルの流麗な2ドアクーペボディが与えられている。

トップグレードではフロントに横置きされる3L V6 DOHCにツインターボを装着(ノンターボも設定されていた)し、三菱初の前45:後55という不等トルク配分型4WDを組み合わせている。なお、日本仕様は4WDのみだが、北米向けにはFFモデルも用意されていた。

空力性能にも優れ最高速は250km/hオーバー

全幅は当時のモデルとしてはかなりワイドな1840mmだが、Cd値は0.33と優れていた。車両重量は1.7トンに達するが、最高出力280psと最大トルク42.5kgmを発生するV6ツインターボで、0→400m加速13.9秒の動力性能は豪快そのもの。最高速は254km/hにまで達した。

反面、フロントヘビーなこともありタイトなコーナーは苦手で、高速コーナーの方が得意だったことも事実だ。

また、ゲトラグ製5速MTや4ポット・ブレーキキャリパー、高張力鋼製のドライブシャフト、アクティブリアスポイラーやアクティブエグゾーストシステムなどの仕様も魅力的だった。

ヘッドランプが固定式になったり、MTが5速から6速になるなど、何回かのマイナーチェンジを受けながら2000年まで生産が続けられた。

三菱GTOツインターボ(1990年)主要諸元

・全長×全幅×全高:4555×1840×1285mm ・ホイールベース:2470mm ・重量:1700kg ・エンジン型式/種類:6G72型/V6DOHCツインターボ ・排気量:2972cc ・最高出力:280ps/6000rpm ・最大トルク:42.5kgm/2500rpm ・トランスミッション:5速MT ・タイヤサイズ:225/55R16 ・車両価格:398万5000円

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最終更新:4/15(月) 7:00
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