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40代後半の女性の口の中では、「4大低下」が起きている

4/15(月) 11:59配信

OurAge

「閉経を挟んだ前後5年の10年間を更年期と言いますが、この間女性の体にはさまざまな変化が起こります。実は口の中も大きく変化する時期なのです」とは、鶴見大学歯学部附属病院の梁洪淵(りょう こうふち)さん。

女性ホルモンのエストロゲン減少から、口腔内の不快感が急増すると言うのだ。
「女性ホルモンは唾液の分泌にも関与していて、更年期から唾液の分泌量の低下を感じる人が増えます。クラッカーやビスケットなど水分の少ないものが食べにくく、口臭が強くなり、ひりひり感が出る人もいます」

天然の浄化作用を持つ唾液が低下することで、口腔内に常在するフローラ(細菌叢)にも変化が起きる。

「唾液低下で細菌のエサとなる食べかすも口に残るので、細菌にとっては非常にすみやすい状態になります。また、歯茎も肌と同じようにみずみずしさがなくなり、痩せてきます。また、免疫力も下がるため、歯周病や虫歯など口腔内の問題が悪化しやすい条件がそろってしまうわけです」とは、若林歯科医院の若林健史さん。

両先生ともに、40代後半は「口腔内の見直し年齢」だと語る。
「この時期の見直しが今後の歯や歯周組織の維持や状態に影響します。まず関心を持つことが大事です」(梁さん)

◆口の中で起こる4大低下
40代後半から口の中で起こる4大低下をまとめた。

【歯茎のハリ・潤い低下】
歯茎は肌と同じコラーゲンなどでできている。年齢とともに肌の潤いやハリが低下するのと同じで、歯茎のハリや潤いもダウン。歯茎痩せ、後退などが出てくる。

【唾液の分泌量が低下】
女性ホルモンの影響を受ける唾液腺。エストロゲン分泌の低下とともに唾液の分泌量も減少。ネバつき、パサつき、口臭が強くなるなどの変化が出てくる。

【口中の善玉菌の数が低下】
口腔内にはおよそ700種類もの微生物(フローラ)が存在するといわれている。唾液低下などから、そのフローラの種類が変わり、悪玉菌の数が増えやすくなる。

【更年期で免疫力が低下】
更年期には、体にさまざまな変化が現れる。特に自律神経がアンバランスになり、ストレスなどを受けやすい状態に。それに伴い免疫力も低下しやすくなる。

イラスト/内藤しなこ 取材・原文/伊藤まなび

最終更新:4/15(月) 11:59
OurAge

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