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いま行くべき“必見”展覧会 <2019年4月>

4/15(月) 14:51配信

T JAPAN web

サザビーズで作品が5億4,590万円で落札されたことでも話題になった作家

 この十数年のうちで、世界のアートマーケットを最もにぎわせた日本人といえば、1954年から72年まで活動した前衛美術グループ「具体美術協会」の作家たちだろう。白髪一雄はそのひとり。キャンバスや紙を床に置き、天井から吊るしたロープにつかまりながら足を滑らせ絵を描く「フット・ペインティング」で知られる日本の前衛作家だ。

肉体を使ってパフォーマンス的に描く、躍動をそのまま写し取ったような作品

 昨年没後10年を迎え、改めて彼の画業に注目が集まるなか、東京都内では10年以上ぶりとなる個展が北青山の「ファーガス・マカフリー東京」で開かれている。会場に並ぶのは、「具体」グループが解散されたのち、80~90年代に白髪が制作したフット・ペインティングの大作だ。

 今回の個展でフォーカスされる80~90年代の作品は、透明度の高い絵の具を併用してシミのような表現を施したものや、柔らかく淡い色調の絵の具を使ったもの。初期に立ち戻り、和紙を使った作品もある。つねに形式的な実験を重ね、新しい絵画の世界を切り開こうとした、前衛作家としての白髪の本質を伝える重要な作品群といえるだろう。

『白髪一雄 展』

会期:~5月18日(日)
会場:ファーガス・マカフリー東京
住所:東京都港区北青山3-5-9
開廊時間:11:00~19:00
休廊日:日・月曜、祝日
電話:03(6447)2660

BY MASANOBU MATSUMOTO

最終更新:4/18(木) 17:38
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