ここから本文です

ディズニーは「Disney+」で、映像配信でも世界を制覇する

4/15(月) 8:11配信

WIRED.jp

ディズニー独自の映像配信サーヴィス「Disney+」の米国での開始が、11月12日になると同社が発表した。Netflixのライヴァルとなる、長らく話題になっていたストリーミングサーヴィスだ[編註:すでに日本語でのプレヴューページも用意されている]

「Disney+」が、Netflixを駆逐する?

Disney+は月額わずか6.99ドル(約780円)で、ディズニーが擁する何百もの映画を楽しめる。そこにはすべてのディズニー映画、ほとんどのマーベル映画やピクサー映画、『スター・ウォーズ』シリーズ全編、ディズニーが最近買収したフォックスの映画多数が含まれる。

さらに何百ものテレビ番組が加わる。例えば、「ディズニー・チャンネル」やナショナルジオグラフィックのコンテンツ、そしてフォックスからは「ザ・シンプソンズ」が提供される。

子どもがいるなら導入は不可避?

率直に言って、子どもがいる家庭なら導入を避けるのは困難としか言いようがない。

個人的な話を言うと、うちの子どもたちもわたしも、スター・ウォーズの世界を舞台としたドラマ「ザ・マンダロリアン」の大ファンだ。これは『アイアンマン』と『ライオン・キング』の監督を務めたジョン・ファヴロー、そして長年にわたりスター・ウォーズのアニメ制作を率いてきたデイヴ・フィローニの共同制作だ。フィローニが手がけた「クローン・ウォーズ」新シーズンの公開も、親子揃って待ち切れない。

ファミリーエンターテインメントにおけるディズニーの企業支配は、まさにこのサーヴィスをブラックホール化していると言っていいだろう。そこからは、どんな子どもでも抜け出せない(そういえば、ディズニー映画の配信リストに『ザ・ブラックホール』がなかったのを思い出した。『トロン』はあったのに)。

このサーヴィスには、ディズニー作品が勢揃いしている。それも、ありとあらゆるディズニー作品だ。

よく耕されたブランドにまかれる種

しかし、視聴者の気を引くのは“飾り気”ではないだろうかと思う。「映画を観る場所」だったNetflixは、奇妙かつニッチな番組を楽しむ場所へと進化した。画面をスクロールしていく楽しみのひとつが、自分だけのニッチな作品を見つけられることになったのである。

個人的にはサイエンス・フィクションが好きだが、トルコや韓国で制作された刑事ドラマを1話か2話ほど観るのも好きだ。エンターテインメント業界の知らないところで、どんなことが起きているのか見てみたいからだ。

ネットフリックスにとって唯一の将来への道は、世界的な観客数の増加である。だからこそNetflixには、そういったものすべてが必要になる。自身にブランド力がなければ、多様性に頼るしかないのだ。

対するDisney+の状況は、それとは異なる。よく耕されたブランドという畑に、コンテンツという種がまかれていると言っていい。

1/3ページ

最終更新:4/15(月) 8:11
WIRED.jp

記事提供社からのご案内(外部サイト)

『WIRED Vol.33』

コンデナスト・ジャパン

2019年6月13日発売

1,200円(税込み)

『WIRED』日本版VOL.33「MIRROR WORLD - #デジタルツインへようこそ」来るべき第三のグローバルプラットフォームを総力特集

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ