ここから本文です

スバル・レヴォーグだけがナゼ売れる? 人気薄のステーションワゴン市場で気を吐く理由

4/15(月) 18:00配信

WEB CARTOP

大ヒット車レガシィ・ツーリングワゴンのDNAを受け継ぐ

 日本車のステーションワゴン市場は縮小してすでに久しい。トヨタ・カローラフィールダーやホンダ・シャトルなど、小型の実用タイプのワゴンは比較的堅調な販売を記録しているが、スポーツ性を高めたタイプのワゴンはほぼ絶滅状態。SUVの走りに不満がなくなり、荷室容積の大きさと走りの良さを重視するユーザーがワゴンを選ばなくなったこと。燃費など環境性能を重視するユーザーが増えたことが、スポーツワゴン衰退の要因として挙げられる。

初代レガシィツーリングワゴンからレヴォーグまでズラリ並んだ貴重なカット

 そんななか、スバル・レヴォーグだけが国産唯一のスポーツタイプのワゴンとして力強く生き残り、一定の人気を博し続けている。デビューから5年目となり、最近では販売台数が4ケタを割るようになってしまったが、発売初年度は年間4万台以上を記録するヒット車に。3年目までは年間2.3万台程度の販売台数をキープするなど、国産ワゴンとしては孤高の存在感を発揮。次期型モデルが登場することも確実視されている。

 瀕死状態の国産スポーツワゴン市場にあって、唯一生き残ったのは、前身モデルのレガシィツーリングワゴンから受け継いだ伝統によるところが大きい。

 レガシィツーリングワゴンが開拓し、25年間培った「スポーツカーのような走りとユーティリティ性の高さを両立させたスタイリッシュなワゴン」という魅力は圧倒的な商品力を誇る。トヨタ・カルディナや三菱リベロ、日産アベニールやステージア、ホンダ・アコードワゴンといったライバルが次々と消えていくのを横目に、長年にわたり「ワゴンのひとり勝ち状態」を守り続けたレガシィツーリングワゴンのDNAをしっかり受け継いだのがレヴォーグだ。

 レガシィ時代のウイークポイントだった経済性については、レギュラーガソリン仕様の1.6リッター直噴ターボを設定して解消をはかり、レガシィ時代にはなかった新しい魅力も備えている。その一方で、クルマ好き層からはMTが設定されなかったことを批判され、いまだ待望論が根強いが、総合的な評価はとても高い。

 レヴォーグが成功したのは、レガシィツーリングワゴンの魅力を継承しつつ、「日本のスバルファン、およびクルマ好きの心をつかむこと」を強く意識して開発されたからだ。時代と逆行する国内市場向けのミドルクラス・ステーションワゴンをブランニューモデルとして投入したことは大英断といえた。

1/2ページ

最終更新:4/16(火) 11:36
WEB CARTOP

記事提供社からのご案内(外部サイト)

クルマの「知りたい」を完全網羅
新車試乗・最新技術・お役立ち情報 etc……
すべてがわかる自動車メディアの決定版

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事