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新潟市派遣職員からみた熊本の復旧・復興の姿、熊本と新潟での足跡

4/16(火) 11:51配信

政治山

職場以外における熊本市での活動

 2016年度に早稲田大学人材マネジメント部会に参加していたことから、2018年度の人マネ研究会の熊本会場に修了生として参加した。その回のテーマは「組織の現状分析」で、それついてはどの自治体も悩んでいたことから、私が実際に行ったことを参考に伝えた。

 私が現状分析するために行ったことは、自分の所属長からキーパーソン・インタビューとして組織の現状を含めて幾つかの質問に回答してもらう。回答後は次の人を紹介してもらうリレー方式のキーパーソン・インタビューを行った。リレー方式にすることで「組織を良くしたいと考える人から話が聞けること」と「インタビューをしたことでつながりができるメリットがあること」を伝えた。その後の懇親会では、普段新潟にいたら付き合うことができない九州の自治体と交流を深めた。さらに嬉しいことに、2月に福岡で開催されたセミナーでアドバイスをした自治体職員と偶然出会い、「新潟市から来ている人マネの人ですよね」と言われた時はとても嬉しかった。

 また、今年度の人マネに参加した熊本市の職員と話をする機会があった。熊本市の人マネで素晴らしいと思ったのは、ネーミングセンスとつながりの場の提供である。ここで、一つご紹介したい。

 熊本市では市民からの多様なニーズに加え、関連部署との情報共有や連携不足が課題となっている。そこで地域のニーズや課題を“自分事”として捉える「地域主義」を意識した職員を増加させる必要があったことから、異動した元区役所職員と現在の区役所職員が語り合う「アルムナイと語る」を業務時間外に実施した。「アルムナイ」の本来の意味は「卒業生、同窓生」であるが、区役所業務を経験して異動した方々を“貴重な人的資源”という意味を込めて「アルムナイ」と定義している。

 どの自治体においても異動は避けられないものであり、地域の想いや課題は引き継がれていく。しかしながら、うまく引き継ぎができていない現状がある中、このような取り組みをすることで現在の区役所職員の不安等が払拭される。加えてく、地域のニーズや課題に対してより自分事として捉えることができる動機づけになるだけでなく、通常の「業務引き継ぎ」では難しい「想い」まで引き継ぐことができるのではないだろうか。

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最終更新:4/16(火) 11:51
政治山

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