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まるで姥捨て山?「介護サービス・制度」への無知が招く悲劇

4/16(火) 11:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

※ 本記事は、2017年6月23日刊行の書籍『人生を破滅に導く「介護破産」』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。介護保険サービスの金額は、社会福祉法人サンライフの金額を参考に記載しています。実際の金額は利用する施設などへお問い合わせください。本来、施設の種類によって「入居」「入所」と書き分けるべきですが、文章の分かりやすさに配慮し、すべて「入所」に統一しています。

中流家庭の貯蓄を食いつぶす介護生活

介護の大きな問題点は、非常にお金がかかるということです。

あまり知られていませんが、ある程度ゆとりのある中流家庭でさえも、介護がきっかけで貧困へと転落する可能性があるというのが厳しい現実です。

介護が必要になった高齢の家族がいる人からは、「本人の年金だけで介護費用をまかないたい」という言葉をよく聞きます。費用が最も安く済むのは、当然ながら、在宅で家族が介護にあたる方法です。しかしながら、高齢の両親と同居している子ども世帯は少なく、近年は夫婦共働きも多いため、子ども世帯の誰かが介護に専念するのは容易なことではありません。

そこで次に考えるのは介護施設を利用する方法でしょう。しかし、そこには予想外の現実が待ち受けているのです。

介護施設の中でも、とくに安く入所できるといわれる特別養護老人ホーム(特養)の場合、利用料金は入所者本人の要介護度と所得によって決まります。 親が一般的な会社員で定年まで勤め上げ、平均的な額の厚生年金を受給している場合で、要介護3になり特別養護老人ホームへ入所したとすると、ユニット型個室利用で月額18万円程度の費用がかかります。厚生年金の平均受給額は14万円程度であるため、年金以外に年間約50万円程度の負担が必要です。

しかし、年金収入とそのほかの所得が年間80万円以下だった場合、公的な補助があり、同じ要介護3でも月額8万円程度で入所できるため、負担は軽くなります。

なお、介護保険サービスを利用するためにはケアマネジャー(介護支援専門員)に適切な施設とサービスを提示してもらい、ケアマネジャーが立案したケアプランに基づいて利用しなければならないのですが、不誠実なケアマネジャーに出会ってしまった場合、高額な施設へと誘導されるケースもあります。

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最終更新:4/16(火) 11:00
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