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「100円ショップ」は時代遅れ!?「300円」ショップが急成長している理由

4/16(火) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 100円ショップが300円ショップに取って代わられる日は来るのか――。このところ頻繁に目にするようになった300円ショップ。この影響もあってか、100円ショップ大手の業績は低迷している。「デフレモデル」の代表格だった100円ショップだが、時代は100円から300円に移行し始めているのかもしれない。(流通ジャーナリスト 森山真二)

● 300円ショップが 急成長している

 都内にあるショッピングセンター(SC)。その一角だけ黄色い声でにぎわっている店舗がある。300円ショップの「ミカヅキモモコ」だ。

 コンビニを一回り大きくしたような店内は、若い女性であふれんばかり。店内の通路は身をかわさないとすれ違えないほどだ。ウワサには聞いていたが確かに人気だ。

 商品を見ると、100円ショップのような品数はない。しかし、商品をよく見ると、いろいろなキャラクターがデザインされていたり、シンプルながら100円ショップとは違ったおしゃれなデザインの生活雑貨があったりする。「3COINS(スリーコインズ)」という店舗ではドラえもんやポケモンなどと子どもに人気のキャラクターをあしらった商品もあるから、300円ながらコストパフォーマンスは悪くない。

 「おしゃれ」、「かわいい」という付加価値をつけて100円ショップの商品に飽き足らなくなった顧客層を吸収している形だ。

 300円ショップ急拡大の代表格は複数のアパレルブランドを持つパルグループホールディングスが展開している「スリーコインズ」、また「CouCou(クゥクゥ)」、「ミカヅキモモコ」などがあるが、その堅調な勢力拡大は続いている。

● ビジネスモデルは 生活雑貨が中心

 300円ショップのビジネスモデルは生活雑貨が中心、しかも商品は毎日新商品を入荷するチェーンも多く、定番商品もあるが、売り切れご免の商品の比率が高いとみられる。商品のサイクルは短く売り場に新鮮感を出している。

 300円ショップ代表格の「スリーコインズ」の売上高は2017年2月期で218億円だったが、18年2月期は11.4%増の243億円、また19年2月期の上期(18年3~8月)は前年同期比9.9%増の135億円とこのところ2ケタ前後の伸長を続けている。

 最近は業態も「スリーコインズ」だけでなく、「スリーコインズプラス」やエキナカ中心の「スリーコインズウープス」や「スリーコインズステーション」などといったように利用シーンなどに応じて業態を広げている。スリーコインズの店舗数は18年8月時点で約190店という状況だ。

● 300円ショップは 黎明期から成長期に入った

 300円ショップは100ショップと違って粗利益率の低い食品の割合は少なく、チラシを大量に配布するスーパーとも違う。値引き販売をせず300円という定価販売のため販売効率は高い。

 パルグループの雑貨部門の19年度上期(18年3月~9月期)の営業利益は13億円で前年同期比4.9%減。しかし、これはスリーコインズが原因ではなく、他の雑貨専門店が不振だったことが主因。

 雑貨部門の売上高が179億円だから大半の利益をスリーコインズが稼いでいるとみられ、営業利益率は10%を超えている形だ。

 この3コインズを筆頭に「クゥクゥ」は約35店、「ミカヅキモモコ」の店舗数も70店超になっている。さらに、パルグループはスリーコインズのほかにもアクセサリーなどファッション雑貨の「Lattice(ラティス)」という業態の展開を始めており、300円ショップの業態分化を進めている。

 つまり黎明期から成長期に入ったといえるし、まだまだ伸びしろはありそうだ。

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