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金正恩が文在寅を“使い走り以下”の存在と認定 韓国「ペテン外交」の大失敗

4/16(火) 17:01配信

デイリー新潮

「2分間大統領」で赤っ恥

 自らに責任があるとはいえ、文在寅大統領は踏んだり蹴ったりだ。4月11日の米韓首脳会談では赤っ恥をかいた。

 首脳同士が同席者を交えず会ったのは2分間だけ。それも両首脳の夫人が同席した。予定されていた会談時間のほとんどを、トランプ大統領が記者団との質疑応答に使ってしまったからだ。

 結局、今回の首脳会談は、トランプ大統領が文在寅大統領に一方的に説教する光景を世界に見せつけるショーとなった。韓国語のネット空間では「2分間大統領」との揶揄が飛び交った。

 帰国した文在寅氏を待っていたのは非難の嵐だった。4月12日、野党第1党の自由韓国党の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)院内代表は「浮雲のような首脳会談だった。(米国に)なぜ行ったのか分からない。この政権は恥を知らない」と痛烈に批判した。

 東亜日報は社説「説得の対象はトランプではなく金正恩であることを再び思い出させた韓米会談」(4月13日、韓国語版)で「文大統領は今や、北朝鮮と米国の間の『仲裁者』ではなく、トランプ大統領の意思を金正恩に伝えるメッセンジャーの役割に忠実であらねばならぬ境遇に陥った」と嘆いた。

 赤っ恥をかいただけではない。同盟国の首脳を呼びつけてこれほどに貶めるのは、米国が韓国に信をおかず「北朝鮮の言いなりになるなら、同盟を打ち切ってもいいんだぞ」と言い渡したに等しい。

 朝鮮日報が社説「この韓米首脳会談は何だったのか」(4月13日、韓国語版)で「(文在寅政権が米韓の間の)考え方の違いを認めず、適当なショーばかり続けているようでは、最終的には破局が訪れる」と書いたのも、危機感の表れだ。

米朝双方からビンタ

 4月12日の金正恩演説には「私とトランプ大統領との個人的関係は両国間の関係のように敵対的ではなく、われわれは相変わらず立派な関係を維持しており、思いつけば何時でも互いに安否を問う手紙もやり取りすることができる」とのくだりもある。

 中央日報はこれに注目した。「トランプと直取引可能という金正恩、韓国には『おせっかいな仲裁者』」(4月14日、日本語版)で「韓国の仲裁がなくても米国と対話が可能だという話だ」と指摘した。

 この記事が懸念したのは韓国が「仲裁者」の地位を失ったことに留まらない。米朝双方から相手にされていないのに、韓国が「仲裁者」の肩書きにこだわって余計なことをしでかせば、双方からいじめられる可能性である。以下に記事の日本語を整えて引用する。

《文大統領はトランプ大統領との会談で、北朝鮮の非核化と米朝対話の必要性という原則的な水準を超える合意を得ることができなかった。それに続き北朝鮮まで(韓国に)反発する姿勢を見せた。韓国政府の仲裁の役割に困難が予想される。》

《元韓国政府高官は「仲立ちを失敗すれば頬を3度打たれる」ということわざがある。急いで進めればことをしくじりかねない。米朝双方から頬を打たれないためには、水面下での接触や特使派遣などを通じて十分に協議し調整する余裕が必要だ」と語った。》

 自由韓国党は4月12日、「黄教安(ファン・ギョアン)代表の5月訪米を推進する」 と発表した。トランプ大統領とも会談する計画だ。同党報道官は「このままでは米韓同盟が壊れる可能性が高い。第1野党としても声をあげねばならない」と説明した。

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最終更新:4/17(水) 12:44
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