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金正恩が文在寅を“使い走り以下”の存在と認定 韓国「ペテン外交」の大失敗

4/16(火) 17:01配信

デイリー新潮

特使の話をさえぎったトランプ

 トランプ大統領からは赤っ恥をかかされ、金正恩委員長からは「使い走り」もろくにできないと嘲笑された文在寅大統領。要は、米朝双方から「お前などなくても困らない」と言い渡されたのだ。なぜこんな国を滅ぼしかねない「外交失策」を犯したのか。

 米朝間の仲介役でもないのに、そう思い込んでしまったのが原因だ。トランプ政権は情報機関同士の接触を通じ、北朝鮮と首脳会談で合意した。

 ただ、韓国を無視して事を進めれば、すねた文在寅政権が何をしでかすか分からない。そこで、北朝鮮に特使を派遣して金正恩委員長の非核化の意思を確認する――という韓国のシナリオに敢えて乗った。

 北から戻った特使団の団長である鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府・国家安保室長が直ちに訪米してトランプ大統領に面会し、金正恩委員長の意思を伝える、という韓国作の政治ショーも米国は容認した。2018年3月のことである。

 単なるショーに過ぎないから、せっかちなトランプ大統領は鄭義溶室長の説明を終わりまで聞かず、途中で話をさえぎって金正恩委員長との会談に応えると宣言した。

「半島の仕切り役」と信じ込んだ韓国人

 北朝鮮も韓国を「使い走り」にするのに異議はなかった。「米国を騙して非核化はせず、制裁だけやめさせる」という作戦の手先に使えるからだ。

 仮にそれが不発に終わっても、米韓同盟に亀裂を入れることができる。北朝鮮の主張を韓国に代弁させれば、当然、米国は韓国に不信感を持つ。そして、少なくともこれには成功した。

 あくまでペテン劇に過ぎないのだが、自らが米朝の仲介役を果たしている――との虚構を、保守派を含めほとんどの韓国人が信じ込んだ。

「いつも知らないところで自分の運命が決められる」と考える韓国人は、「米朝の間に立って自分が仕切っている」という幻想に飛びついたのである。

 文在寅政権も、国民の支持を得るためのペテン劇を演じるうちに、自らもそれが真実と信じ込んだフシがある。韓国人は外国人に虚構の自画像を語るうちに、それが真実だと思い込んでいくことがよくある。

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最終更新:4/17(水) 12:44
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