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セは長嶋巨人、パは王ダイエーで、日本シリーズでON決戦実現/平成プロ野球史(12年/2000年編)

4/17(水) 11:14配信

週刊ベースボールONLINE

運命のON決戦

2000年(平成12年)
セ(1巨人2中日3横浜4ヤクルト5広島6阪神)
パ(1ダイエー2西武3日本ハム4オリックス5ロッテ6近鉄)
※日本一は巨人

 20世紀最後、2000年。時に失敗し、批判されながらも大型補強を繰り返してきた長嶋巨人の集大成とも言えるシーズンだった。

 オフには、さらにダイエーから左腕・工藤公康、広島から江藤智らを獲得。この年のベストメンバーは投手、野手とも移籍組、逆指名ドラフト組で、ほぼ占められたが、同時に長嶋監茂雄督が就任初年度にドラ1で獲得した松井秀喜が、四番打者として完全覚醒したのも大きい。

 203本塁打の強力打線で突っ走りつつ、最後はサヨナラ本塁打で劇的に、豪快に優勝を決めた。

 パでは前年の覇者、長嶋監督の現役時代の盟友・王貞治監督が率いるダイエーが西武との激闘を制し、連覇。73勝中35勝が逆転勝利だった。

 迎えた日本シリーズは「ON決戦」と話題となり、巨人が日本一となっている。球界のスーパースター同士の戦いが20世紀最後の年に、しかも結果的には一度だけ実現したのも興味深い。

 オフには7年連続首位打者を手土産に、オリックスのイチローがポスティング制度でマリナーズに移籍した。

MVPは巨人の松井秀喜

2000年(平成12年)
本誌選定MVP
松井秀喜(巨人) 真の四番打者に

 すでにスーパースターではあったが、この年は、49年川上哲治に次ぎ球団2人目のシーズン全試合を四番打者として出場。本塁打、打点の打撃2冠に加え、レギュラーシーズン、日本シリーズのMVPにも。移籍選手が多かった中、チームに一本筋を通す存在だった。

本誌選定ベストナイン
[先発投手]
工藤公康(巨人)       
21試合12勝5敗0S、防御率3.11
優勝請負人と期待されて入団。セの勝率1位にも(.706)

[抑え投手]
ペドラザ(ダイエー)        
51試合3勝4敗35S、防御率2.15
絶対的守護神。「ペドラザに回せ」がリリーフ陣の合言葉に

[捕手]
古田敦也(ヤクルト)        
134試合138安打14本塁打64打点5盗塁、打率.278
優勝争いの攻守で貢献。盗塁阻止率は.630だった

[一塁手]
松中信彦(ダイエー)        
130試合147安打33本塁打106打点0盗塁、打率.312
五番に定着し、打ちまくった。リーグMVPにも

[二塁手]
ローズ(横浜)         
135試合168安打21本塁打97打点1盗塁、打率.332
2年連続最多安打。チームは下降気味も四番で打棒発揮

[三塁手]
中村紀洋(近鉄)      
127試合132安打39本塁打110打点1盗塁、打率277  
いてまえ打線の中心打者として大爆発。本塁打王、打点王に

[遊撃手]
石井琢朗(横浜)        
134試合165安打10本塁打50打点35盗塁、打率.302
盗塁王とともに2ケタ本塁打もマーク。気を吐いた

[外野手]
松井秀喜(巨人)
135試合150安打42本塁打108打点5盗塁、打率.316

イチロー(オリックス)
105試合153安打12本塁打73打点21盗塁、打率.387
日本ラストイヤー。故障離脱はあったが、4割にも近づいた

オバンドー(日本ハム)
107試合128安打30本塁打101打点3盗塁、打率.332
ヒザの故障はあったが30本、100打点超えは見事

[指名打者]
ウィルソン(日本ハム)     
120試合129安打37本塁打89打点0盗塁、打率.294
前年は故障もあったが、この年は打率、本塁打で自己最高

週刊ベースボール

最終更新:4/17(水) 11:14
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