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退職金専用定期預金、開設するか否かで50万円差がつくことも

4/17(水) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 制度を賢く利用して年金収入を最大化し、支出を効率的に圧縮する──それと並んで《年金戦略》において重要なのが、「どう管理するか」だ。年金や退職金の「受取口座を変えるだけ」で、より多くの“果実”が得られるようになる。

【図解】年齢・ライフプランに合わせた「最適口座」早見表

◆「退職金専用定期」は2度使える

 長年勤め上げた職場を同時期に定年退職し、同額の退職金3000万円を受け取った60歳のAさんとBさんがいると仮定しよう。

 Aさんは、それまで給与振込口座にしていたメガバンクの口座を解約し、自宅近くの地銀で新たに口座を開設。「退職金専用定期預金」に3000万円を預けた。一方のBさんは、退職金を現役時代の給与振込先に指定していたメガバンクの普通預金口座に預けたままにした。

 わずか1年後、Aさんの退職金には48万円の利息(税引き後)がついたが、Bさんにはわずか300円の金利しかつかなかった。口座の違いだけで、約50万円の差がついたことになる。

 年金も受け取る口座で大きな違いが出る。65歳になった両氏は、月額20万円の年金を受給し始めた。Bさんは現役時代のメガバンク口座をそのまま年金受取口座として使ったのに対し、Aさんは「地銀の年金定期預金」に受け取った年金を回した。

 結果、年金の受給開始から1年間で、Bさんの預金についた利息がわずか約16円だったのに対し、Aさんは約800円の利息を得た。

 これだけ見るとわずかな差にも感じられるが、年金は亡くなるまで受給が続く。積み重なれば老後資金も大きく変わってくる。

 

 退職金と年金の額は同じなのに、AさんとBさんが手にするお金は大きく違う。それはひとえに、退職金や年金を預けた口座の金利の違いによるものだ。

 虎の子の老後資金をなるべく減らさずに暮らすには「60歳からの銀行口座選び」がカギとなる。では、「どのタイミング」で「どの預金口座」を選ぶべきなのか。年齢とライフスタイルによって、口座の考え方は変わってくる。最初の口座切り替えのタイミングは、定年退職時にやってくる。

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最終更新:4/17(水) 16:00
NEWS ポストセブン

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