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Adobe成功の秘密は『茶葉を読み』『舟を焼いた』ことにある

4/17(水) 8:04配信

エイ出版社

我々が目にするクリエイティブのほどんどはAdobeアプリで作られる

アップルが3月25日の発表会でさまざまなサブスクリプションサービスの展開を宣言したように(https://www.ei-publishing.co.jp/articles/detail/flick-482372/)、現在のIT業界では、ユーザーから定額の支出を得てサービスを提供するサブスクリプションサービスが大きなトレンドとなっている。

現在、急成長し、巨大企業の仲間入りをしつつあるNetflixもそうだし、Amazon Prime、Spotify……など枚挙にいとまがない。

もちろん、定額制のサービスという仕組み自体は昔からあるが、パッケージソフトが主流だったIT業界にこの流れを持ち込み、早期に大きな成功をした企業としてAdobeを見逃すことはできないだろう。

一般消費者の方は、Adobeと聞いてもそんな巨大な影響力を持つ企業だということに気がついていらっしゃらない方も多いかもしれないが、本、雑誌、チラシだけでなくパッケージや看板など世の中にあるほとんどの商業印刷物は、InDesign、Illustratorなどで作られているし、写真はPhotoshopやLightroomで処理されているし、テレビ番組や映画はPremiereやAfter Effectsで、ウェブサイトはXD、Dreamweaverなどで作られている。

つまり、我々が目にするほとんどのものはAdobeのアプリで作られているのだ。Mac上でも、Windows上でも動く、いわばクリエイターにとっての最強のプラットフォームで、一般消費者の人にとってはアップルやAmazonほど近しい企業ではないかもしないが、非常に大きな影響力を持つ企業だ。

そのAdobeが20万円ほどしたパッケージ版の『Adobe Creative Suite』(仕様によって価格は違った。Photoshopを単体で買って10万円弱)の販売をやめ、月額課金制の『Adobe Creative Cloud』(現状、コンプリートプランで5680円(税別)/月)に移行したのが2012年のことだ。

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最終更新:4/17(水) 19:35
エイ出版社

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