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肩こり・腰痛はかくして長期化する! 6つの事実から解き明かす

4/17(水) 12:07配信

Tarzan Web

■肩こり・腰痛はもはや「国民病」

厚生労働省の調査によると、もうずいぶん長らくカラダのお悩みのツートップは、肩こり・腰痛。もはや「国民病」といってもいいくらいの勢いだ。長年痛みを抱え、それが通常になっている人も少なくない。

自分の意識? 医者の姿勢? それとも社会が悪いのか? その痛みが長期化している理由、整形外科的見地から肩こり・腰痛を巡る現状とともに解き明かしていこう。(取材協力/磐田振一郎・リソークリニック院長)

■1. 「痛みは我慢すべき」、7割近くがそう答える国民性

最初に痛みや凝りを感じたのが、果たしていつのことなのかもう思い出せない。肩こり・腰痛はもはや長年のお友達。という慢性疼痛を抱える人たちに、製薬会社ファイザーがこんな質問を投げかけてみた。

「痛みがあっても、ある程度我慢すべきだと思っていますか?」

すると、「非常にそう思う」と答えた人が10.5%、「ややそう思う」と答えた人が56.1%、合わせて66.6%が痛くっても我慢するべきと考えていることが分かった。

整形外科医の磐田振一郎さんは、臨床の現場から見ても同様の傾向を感じるという。

「外国人は痛がりな人が多いのに比べて、日本人は総じて痛みを我慢する傾向があります。我慢するのを美徳としている国民性なんだろうなと思います。僕たち医者にもっと心を開いて痛みを訴えていただきたいと思いますね」

「痛いということを簡単に他人に言うべきではないと思いますか?」

この質問に関しては54.1%が「そう思う」と回答。武士は食わねど高楊枝的スピリットがそもそもニッポン人の根底にあるようで。

■2. ほとんどの腰痛の原因は実は分かっていない

肩こりの原因のほとんどは筋膜に炎症が起こるといった筋膜および筋肉に由来するもの。そんな肩こりに比べて厄介なのが腰痛。

実際、医療機関を訪れる腰痛患者のうち、椎間板や圧迫骨折など原因がはっきり特定できる「特異的腰痛」は全体の約15%。残りの約85%は「非特異的腰痛」という原因が特定しきれない腰痛だ。

「腰痛の原因は骨、椎間板、神経、筋肉、椎間関節などが複雑に絡み合っているので、原因がどこにあるのか見分けるのは至難の業。だから整形外科医はエックス線撮影をして、“ホラ、椎間板がこんなにすり減ってるでしょ?”と患者さんに言質をとるんです。でも、85%の非特異的腰痛に関しては原因が特定できない。結局、“歳だから仕方ない”となって痛み止めと湿布を出しておしまい。あとは筋肉を鍛えなさい、体重を減らしなさいとアドバイスをするくらい。整形外科医の中には、原因が分かりませんと言いにくい医師もいると思います」

原因が分からない。よって治療法も特定できず。かくして痛みは長期化への一途を辿る。

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最終更新:4/17(水) 14:42
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