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肩こり・腰痛はかくして長期化する! 6つの事実から解き明かす

4/17(水) 12:07配信

Tarzan Web

■3. 「どうせ治らないから」と病院にかからない人がいる

原因が分からないんじゃ整形外科を訪れる意味がない?と一部の人がそう思っているフシがある。

同じく製薬会社ファイザーのアンケート調査では、慢性疼痛を抱えていながら通院していない人が3割以上。その中で「通院しても治らない気がする」という答えが33.8%という結果。

でも、決してそんなことはない。整形外科医が得意とするジャンルもあるからだ。

「座骨神経痛など脚にしびれや痛みがある場合、椎間関節が神経根を圧迫している場合など、ビリビリとした痛みがある腰痛に関しては整形外科が得意とするところ。神経にブロック注射を打つことで痛みに対処します。他にも骨が潰れて体重をかけるたびに痛みが生じる圧迫骨折の場合、最近では小さい傷で背中からセメントを流し込んで固定する手術があります。カラダへのダメージも少なく、痛みを止めるという意味では劇的によくなります」

つまり、原因が特定できる特異的腰痛であれば、整形外科を受診する意味は大いにあり。そのためには、とにかく診断を受けないことには始まらないのだ。

その他、肩こりや腰痛の原因には心臓病やがんの転移、大動脈瘤など内科的な大きな病気が背景に隠れていることも。

「そうした内科的な問題がないことを確認するということは、ひとつ大事なことだと思います」。

■4. 非特異的腰痛患者は結局、迷える子羊状態に

内科的な重篤な病気は隠れていない。でも、神経系のビリビリ感はないし画像診断でも原因がはっきりしない。8割以上の非特異的腰痛患者は、かくして果てしのないドクターショッピングの旅に出る。

「整形外科でなぜ検査をするかというと、原因を探りたいからです。これという原因が確定できたら、それを排除しましょうというスタンス。ところが非特異的腰痛は検査に引っかかってこない。だから、あとは医者が持っている手駒をひとつずつ出していくしかないんです」

ブロック注射もやれば後述の筋膜リリースもやり、漢方も処方する。多くの手駒を持っている医師ならば、その分治療の選択肢も多くなる。患者も無駄にドクターショッピングをする必要がなくなる。

とはいえ、整形外科の分野とそれ以外の漢方、鍼灸、整体、アロマテラピーといった分野の溝は深い。それぞれが連携して症状の改善を目指すシステムは、ごくわずかの医療機関でしか取り入れられていない。

「患者さんからすれば、いろんな施術法の音頭をとってまとめる人がいるというのが理想的。地域医療では西洋医学と東洋医学を融合させているところもありますが、大病院になると、それは皆無。僕は“餅は餅屋”というポリシーなので、整形外科的治療がダメなら、すぐに鍼灸のあの先生がいい、漢方のこの先生がいいというふうにリリースします。いってみれば紹介屋のようなものですね」

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最終更新:4/17(水) 14:42
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