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「石川遼は必ず復活できる」タイガー・ウッズの元コーチらが断言

4/17(水) 6:41配信

webスポルティーバ

 石川遼(27歳)が、アメリカPGAツアーメンバーの資格を失って1シーズンが過ぎた。

【写真】タイガー・ウッズ、逆転優勝の要因

 昨年は主戦場を国内ツアーに移したが、未勝利。賞金ランキングは22位にとどまった。最終戦の日本シリーズJTカップで2位に入って「いよいよ復活か」と期待されたものの、年明けに海外で行なわれた3試合に出場して予選落ち2回。2日間のツアー外競技、日神カップ千葉オープンでは連覇を果たしたが、同じく2日間のツアー外競技、岐阜オープンクラシックでは予選落ちと、いまだ完全復調には至っていない。

 ここ数年のプレーぶりに、かつて日本ツアーを盛り上げた頃の期待感や輝きはない。20代半ばにして、石川はキャリアの大きな壁にぶち当たっている。

 そんな石川と同様、世界のトップツアーにおいても、若くして成功と挫折を味わった選手がいる。2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得し、その後、世界ランキング1位にもなったジャスティン・ローズ(38歳/イングランド)だ。

 ローズは17歳のとき、アマチュアとして出場した全英オープン(1998年)で4位に入って一躍脚光を浴びた。その直後、ローズは石川と同じように10代(17歳)で即プロ入り。その活躍が大いに期待された。

 しかし、プロ入り後のローズは、優勝どころか、17試合連続予選落ちを喫するなどして、欧州ツアーでのシード権獲得さえ果たせなかった。15歳のアマチュアでプロツアーを制し、プロ入りした翌年も勝利を挙げている石川に比べると、ローズはかなり早いタイミングでキャリアの壁が訪れたと言える。

 そこで、困窮したローズは、ティーチングプロ界の重鎮であるデビッド・レッドベターの門を叩く。自ら作り上げてきたものを一度リセットし、”外部の目”を入れることによって、スイングの再構築を行なったのだ。

 当時、レッドベターのもとでコーチとして活動していたアンドリュー・パークは、その頃のローズについて、こう語っている。

「低迷していた時期、ローズは本当によくレッドベターの話に耳を傾けていました。まだ若かったけれど、自分のやるべきことを理解し、精一杯取り組んでいたのです」

 その結果、ローズはツアー参戦から5年目を迎えた2002年、21歳になってようやく欧州ツアーで初勝利を挙げた。以降も紆余曲折ありながら、ローズはPGAツアーにも参戦。30歳を目前にした2010年6月、メモリアルトーナメントを制してPGAツアーでの初優勝を飾った。

 それからはコンスタントに結果を残して、2013年には全米オープンを制覇。悲願のメジャータイトルを手にした。

 現在のローズには、スイングコーチにショーン・フォーリー、パッティングコーチにはフィル・ケニオンという名コーチらがついて、ついに昨年、世界ランキング1位にまで上り詰めた。

 優秀なコーチたちによって、ローズのフォームはまるで機械のように、精密に構築されている。挫折によって、才能だけでは通用しないことを悟ったローズは、意図的に作り上げられた技術によって、30代後半で世界の頂点に立ったのだ。

 長い間、ローズの成長を間近で見てきた先述のパークは、同じように若くして壁にぶち当たっている石川にも、「復活の可能性は大いにある」と見込んでいる。

「石川がPGAツアーで結果が出ずに苦しんでいる頃、周囲の多くは飛距離不足が要因だと指摘していましたが、私の意見は違います。飛距離では劣位だったゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)が9回もメジャーを勝って、同じくルーク・ドナルド(イングランド)も世界一になっているからです」

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最終更新:4/17(水) 6:41
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