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「石川遼は必ず復活できる」タイガー・ウッズの元コーチらが断言

4/17(水) 6:41配信

webスポルティーバ

 トップ選手の飛距離が伸び続ける昨今でも、「飛距離がないから勝てない、というわけではない」とパークは言う。しかし石川は、ドライバーの飛距離と精度を求めて試行錯誤を繰り返した。パークは、このチャレンジが長い不調の要因になっていると指摘する。

「彼が才能を持って生まれてきたことは間違いありません。ただ、才能を持つ選手ほど、トップを目指す向上心が強く、石川も例に漏れず、世界一のプレーヤーを目指してアップデートしていました。これによって、得るものもあれば、失うものもあるのです」

 石川は、シーズン中にも飛距離を求めたことで、その他の部分のバランスが少しずつ崩れていってしまったのかもしれない。

「タイガー・ウッズ(43歳/アメリカ)は、この取捨選択に非常に長(た)けています。何を保ち、何を捨てるべきかを理解しているので、勝ち続けることができるのです」(パーク)

 では、チャレンジが裏目に出てしまっている石川が復活するためには、何が必要なのだろうか。パークはこんな見解を示す。

「ローズがそうしたように、まずは信じられるコーチをつけることです。そして、10代の頃、なぜ成功できたのか、一緒に見つめ直すのです」

 これは、単に若い時のスイングに戻す、ということではない。迷いなく振って、結果がついてきた要因を探ることで、「自然に振れる動き」を再度自分の中に持ち込むことが目的だ。パークが続ける。

「優秀なコーチがいれば、ジャスティン・トーマス(25歳/アメリカ)のような、バイオメカニクス(生体力学)に基づいたスイングの構築もできる。そうやってスイングへの不安を取り除いていけば、PGAツアーでも成功できると確信しています」

 パークの他にも、石川の復活は「もちろん期待できる」と言うコーチがいる。かつて、ウッズのパッティングコーチを務めたことがあるマリウス・フィルマルターだ。

 PGAツアーに挑戦中の石川に、継続してパッティングのアドバイスを送っていたこともあるフィルマスターは、こう語る。

「私が石川のストロークをチェックしていた頃、常に『(石川は)メジャーを獲れる』と言っていました。彼には天性の素晴らしい才能があるからです。結局、PGAツアーから撤退してしまいましたが、彼はメジャーのタイトルを獲れなかったのではなく、『まだ獲れていないだけ』だと思っています」

 そしてフィルマルターは、石川のゴルフに向き合う姿勢そのものが、復活を左右するカギになると言う。

「今、(石川が)カムバックに向けての取り組みを楽しめていれば、必ずいい結果に結びつくでしょう。”楽しむ”ということは、プレーヤーのエネルギーのレベルを上げるし、ストレスを軽減してフィジカルに多くのいい影響を与えます。

 彼は今なお、ゴルフを続け、挑戦している。私は、リョウがゴルフを楽しんでいると願っているし、そう信じています」

 2人のコーチは、石川の復活を信じてやまない。かつてメジャーを制した、アーニー・エルス(49歳/南アフリカ)やトレバー・イメルマン(39歳/南アフリカ)も、「リョウは次のスーパースターになるだろう」と評したことがある。

 ゴルファーのキャリアは長い。ローズが29歳でPGAツアー初勝利を挙げたことを考えれば、27歳の石川が再びPGAツアーに復帰して活躍する可能性は十分にある。

 しかしながら、石川が再び世界の舞台で戦うには、ローズのように挫折を糧にして、自らのキャリアを再設計できるかにかかっている。それには、ローズのようにスイングを変える前に、今までの取り組みや思考パターンを変える必要があるかもしれない。

吉田洋一郎●文 text by Yoshida Hiroichiro

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最終更新:4/17(水) 6:41
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