ここから本文です

ペットと暮らすためのリノベーションも! 人気の施工と素材とは?

4/17(水) 12:13配信

GQ JAPAN

リノベーションの人気施工

年間約100件のフルオーダー型リノベーションを請け負っているというnuリノベーションでは、どういった施工が人気なのだろうか。ここ数年のトレンドを訊いた。

「最近の傾向としては、極力、壁をなくして開放的な空間にするというオーダーが目立ちます。たとえば、寝室はシングルベッド2台が置けるくらいの空間──3.5畳だけあればいいと。それ以外の壁をすべて壊して、リビング、ダイニング、キッチン、玄関までをひとつの空間にする。面白いのは、『洗面所』という特定の場所を設けないで、玄関につづく位置に設置したり、リビングの一部に配置する例も増えていますね。また『子ども部屋』をつくらず、リビングのファミリーデスクで子どもと遊んだり、勉強したりという事例が多いのも特徴です」

家が仕切りを持たず、家族が「つながっている」というのが最近の傾向だろうか。

「施工として人気なのは、部屋のなかに窓をつくる、いわゆる『内窓』ですね。10事例あれば7例あるほどです。壁で空間を仕切るのではなく、ガラスや窓で仕切る。“仕切られているけれどつながっている”という感覚が人気なのでしょう。『おこもり感』と『開放感』のバランスを取りたいというのが、現代を生きる人たちの切実な要望のように思います」

では、素材の流行は?

「『リノベーション』という言葉が流行りだしたころは、『リノベーション=モルタル』という思い込みがあったくらいですよね。同時に、梁や天井を“あらわし”にするのも人気でした。つまり、新築にはないものを取り入れるのがリノベーションの醍醐味だったわけです。現在でもそれは変わらないのですが、いまはモルタルより薄く耐水性があり、さらにクラックが入らない『モールテックス』という素材が人気です。ただ、コストはモルタルより高くなりますね。

また、最近はシルバーに変わって真鍮素材を注文する方が目立ちます。いわゆる“インダストリアル”系の志向の方が希望されることが多いのですが、モールテックスとフローリングとの見切り材(註:仕上材の変わる取合いの部分に入れる化粧部材)として、細く真鍮を入れるのも人気です。インダストリアルとの組み合わせとしては、タイルに一般的な白目地をつかうのではなく、黒やグレーを使う方も多いですね。いっとき、『サブウェイタイル』が流行ったことがありましたが、それが洗面所やキッチンに定着してきた感じがします」

ホームページに公開されているnuの膨大な施工事例を見ていると、ペットとの暮らしを大事にしている顧客が多いことに気がつく。臼田氏が印象に残ったペット用の施工はあるだろうか。

「10年前にはなかったのが、家族の形態のなかにペットが入ってくるケースです。じっさい、共働きのご家庭でしたら、家でいちばん長い時間を過ごすのはペットたちかもしれない。彼らといかにいい日常を過ごせるようにするのか、というオーダーが増えてきています。

たとえば最近、ワンちゃんに合わせて特注で建具をつくりました。食事はご夫婦2人でゆっくりとりたいという要望から、ワンちゃんが入れないようにキッチンとダイニングに仕切りをつくったのですが、仕切りの高さをワンちゃんに合わせて、食べているところを見られるように調整をしています。やっぱりワンちゃんも寂しいらしいんですよね(笑)。2人の様子を見られるから、仕切られても喜んでいるそうです」

臼田氏が取材のなかで繰り返していたのは、「日常を研ぎ澄ますリノベーション」という言葉だった。リノベーションを目的にするのではなく、それを経てよりよい時間をつくっていくこと。リノベーションのあともフォローの手厚いnuリノベーションと一緒に、時間をかけて考えていくのもいいかもしれない。


nuリノベーション(運営会社:株式会社ニューユニークス)
本社:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-7-20 DOT
電話:03-5789-6870
FAX:03-5789-6126

文・横山芙美(GQ)

2/2ページ

最終更新:4/17(水) 12:13
GQ JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

GQ JAPAN

コンデナスト・ジャパン

2019年10月号
2019年8月24日発売

800円(税込)

平手友梨奈が着こなす最新テーラード/”いま何を着るべきか”2019年秋冬ファッション特集/香取慎吾のアートが爆発「ヤンチェ_オンテンバール」

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事