ここから本文です

新宿、次の「大改造」で京王の駅は混雑緩和する?

4/17(水) 5:10配信

東洋経済オンライン

 京王電鉄のターミナルである新宿駅。1日当たりの乗降人員は、京王線新宿駅と都営地下鉄新宿線が乗り入れる京王新線新宿駅を合わせて約78万6000人(2017年度)と、隣接する小田急電鉄新宿駅の約50万6200人を大きく上回る。

この記事の写真を見る

 極めて多くの人が利用する京王線新宿駅だが、乗り場の数は小田急よりも少なく慢性的な混雑に悩まされている。ホームは3面しかなく、かつ特急や準特急が折り返す2番ホームや3番ホームにはいつも乗客が列をなし、その間に挟まれた降車ホームは到着した列車から降りた客が階段を上がろうと順番を待っている。

 階段を上がった降車客の多くはJRへの連絡改札に殺到し、改札を抜けるとJR線連絡通路の階段の手前で人が滞留する。この連絡通路が一段低くなっているのは、上に小田急の駅があるからだ。乗り換えずに新宿で降りる人は別の改札に流れるものの、そちらもつねに多くの利用者がある。

■新宿駅の工事はまだ続く

 その京王線新宿駅で、人の流動を改善すべくホームを北側に移設し、現ホームと同じフロアに改札口を設けようという計画がある。

 現在、JR新宿駅では東西自由通路の工事が行われている。新宿駅の東西間の移動は入場券を買うか、北側の東京メトロ丸ノ内線の駅部分を遠回りするかしないと地下通路での移動は不可能だが、自由通路が完成すると東西の移動が便利になる。この工事は2021年の完成を目指しているが、東京オリンピックに合わせて2020年から供用開始される予定だ。

 これで新宿駅の工事も一段落と思いきや、次なる計画が控えている。東京都と新宿区は2018年3月に「新宿の拠点再整備方針」を発表した。これは、都内のほかの拠点で再開発などが進み、新宿の相対的な地位が低下する中で、それを改善すべくターミナル機能の充実や強化を行おうとする計画だ。

 その中で注目すべき内容が、京王線のホームを丸ノ内線側、すなわち今よりも北側に移動し、ホーム階に改札を新設しようというものである。

 現在の改札口のある西口地下広場のフロアは各線の乗り換えや東西を移動する歩行者が行き交っており、それぞれの動線が交差する。その状況を改善するため、新たな改札と連絡通路を整備して乗り換え距離を短縮しようというものだ。

 また、JRや小田急・京王の線路上空に東西をつなぐデッキを新設し、東西間の行き来を便利にするとともに新たな乗り換え経路とすることも計画されている。その際には、小田急百貨店や京王百貨店の改築も検討されることだろう。「新宿の拠点再整備方針」では、こういった動線の改善によって新宿駅エリアの人の流れを整えることを考えている。

1/3ページ

最終更新:4/17(水) 7:53
東洋経済オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事