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ノートルダム大聖堂の火災 「ディオール」や「グッチ」のデザイナーが思いや心痛を語る

4/17(水) 19:00配信

WWD JAPAN.com

4月15日の夕方(現地時間)にパリ・ノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で発生した火災は、同16日未明に鎮火した。世界的な文化遺産での大きな災害に対して、多くのデザイナーが思いをつづっている。

【画像】ノートルダム大聖堂の火災 「ディオール」や「グッチ」のデザイナーが思いや心痛を語る

"マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)「ディオール(DIOR)」アーティスティック・ディレクター"

ノートルダム大聖堂が燃え上がっているイメージを忘れることはないだろう。私たちは現代に生きているが、全体としての記憶や個人的な歴史の基準点となる存在が必要だ。かの大聖堂は永遠の記念碑であり、歴史的に重要であるばかりでなく、私たちの感情と結びついている。今日は大きな悲しみに包まれているが、文明の偉大な記念碑に対して世界中の人々が思いを示してくれたおかげで、いくぶんか気持ちが和らいでいる。

"アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)「グッチ(GUCCI)」クリエイティブ・ディレクター"

多くの人々と同様に、私もパリで撮った思い出の写真がある。私と妹、そして母がノートルダム大聖堂の前でポーズを取っているものだ。パリを歩くと、どこからでもノートルダム大聖堂が目に入る。今回起きたことを、とても悲しく思う。悲劇的な映像を見るのはつらかったが、何時間もテレビの前を離れられなかった。ノートルダム大聖堂はパリの象徴であり、抵抗の象徴でもある。何世紀にもわたって攻撃され、盗まれ、破壊されてきたが、常に生き延びて以前よりも堂々たる姿でよみがえってきた。今回も、そうであることを願っている。

"ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)「ラルフ ローレン」エグゼクティブ・チェアマン兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー"

ノートルダム大聖堂の火災のような悲劇的な出来事があった時、人は自分がどこで何をしていたかを覚えているものだ。私はデザインミーティングの最中だったが、フランス人のチームメンバーが「ノートルダム大聖堂が燃えている!」と悲鳴のような声を上げた。私たちは彼女のスマートフォンで、何世紀にもわたってパリの象徴であり続けた建物の尖塔が崩壊する様子を見つめた。フランスやパリにいる友人や同僚たちの心情を思うと、その後で仕事に戻るのは難しかった。私たちの思いは彼らと共にある。ノートルダム大聖堂が灰の中からよみがえり、確固たる信念や回復力を持つフランスの人々はもちろんのこと、かの大聖堂の美しさや歴史に心打たれた世界中の人たちを勇気づけてくれるものと確信している。

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最終更新:4/17(水) 19:00
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