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アガサ・クリスティー“最高傑作”、初映画化 LiLiCo「ラストに声が出る!」〈週刊朝日〉

4/21(日) 7:00配信

AERA dot.

「ねじれた家」が4月19日から全国公開される。アガサ・クリスティー自身が最高傑作と称した原作を、世界的大ヒットテレビドラマシリーズ「ダウントン・アビー」の企画・製作総指揮・脚本を担当したジュリアン・フェロウズが脚色。名作「サラの鍵」のブレネールが監督した。

【「ねじれた家」の場面写真はこちら】

 無一文から巨万の富を築き上げた大富豪レオニデスが毒殺された。私立探偵のチャールズ(マックス・アイアンズ)は、レオニデスの孫娘で元恋人のソフィア(ステファニー・マティーニ)から捜査を依頼される。

 広大な屋敷に到着すると、前妻の姉である大伯母イーディス(グレン・クローズ)を始め、3世代にわたる一族が勢ぞろいし、疑惑と嫉妬、敬意と憎しみをぶつけ合っていた。愛人のいる若い後妻、映画製作の資金が欲しい長男、父から継いだ会社が倒産寸前の次男など、全員に殺害の動機があったことが露になっていく。膨大な財産のゆくえはどうなるのか? 真相に近づいたと思われたそのとき、第2の殺人が起きる……。

 本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★ なかなかGOOD!
アガサは言っていた、「最も犯人と思える人物は犯人じゃない」って。多くの登場人物、英国調贅沢な生活感、出だしをハードボイルド探偵物風に凝って作り、でも話が進めばお馴染みアガサの世界。その取り合わせが新鮮だ。

■大場正明(映画評論家)
評価:★★★ なかなかGOOD!
ハードボイルド風の探偵と彼を振り回す手ごわい美女。予備知識がなければ、最初はクリスティーの映画化とは思わない意外性のある脚色。時代背景も50年代に変え、若者文化を盛り込んだ現代版クリスティーの世界が新鮮。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
やはりA・クリスティーは好き! ミステリーに必要な短気な男、怪しいおば様、ませた子供、嫌な雰囲気の食卓。それが全部集まってます。先読みせず素直に物語を堪能して。ラストに声が出る! このG・クローズ完璧だ!

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
クリスティーの原作通りのひねりと構成だが新たな脚色がうまく作用している。キャストが充実していて最近のブラナー版「オリエント急行殺人事件」よりも見応えあり。クリスティー作品はこれぐらいの規模がいいのかも。

※週刊朝日  2019年4月26日号

最終更新:4/21(日) 7:00
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