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【平成スポーツカー図鑑 12】日産パルサーGTIーR(RNN14型)はWRC制覇を目指したホットハッチの意欲作(平成2年)

4/18(木) 6:50配信

Webモーターマガジン

230psのSR20DET型エンジンを搭載

新しい元号が「令和」に決まり、いよいよ平成が終わろうとしているが、この時代に誕生した記憶にとどめておきたいスポーツカーたちを紹介する連載企画。第12回は日産のWRCウェポン、「RNN14型 パルサーGTIーR」(平成2年<1990年>8月発売)だ。

市販が期待された幻の日本のスーパーカー「日産 MID4 II」

1990年8月、4代目にフルモデルチェンジされた日産のコンパクトモデルであるパルサー。ボディは3ドアハッチバック/4ドアセダン/5ドアハッチバックの3種類を設定した。

そしてエンジンも1.3L~2.0Lターボまで6種類を搭載するなど豊富なバリエーションを誇ったが、そのイメージリーダーとしてラインアップされたのが、ここで紹介するGTIーRだ。

さて、このGTIーRはWRC参戦を目的に開発されたスペシャルモデルだ。搭載されるエンジンはターボ及びインタークーラーの大型化や4連スロットルなど吸排気系の改良で230psにチューンしたSR20DET型。

駆動は前50:後50の固定トルク配分としたビスカスLSD付きセンターデフ式4WDという超スパルタンな設定だ。

外観も、ボンネット上にインタークーラーのための巨大なパワーバルジとエアスクープ、リアには大型のテールスポイラーなど迫力満点だった。

WRCでは思うような結果を残せず

だが、曲がりにくい。これは前70:後30の極端なフロントヘビーと、レギュレーション上195/55タイヤのサイズが拡大できず、エンジンパワーを持て余すことが原因だった。

それに加え、エンジンルームが狭いことからラジエターやインタークーラーの冷却が十分に行えないなど、コンペティションではさまざまな問題が生じた。

WRCでも1992年のスウェディッシュラリーで3位に入ったのが最高位で、わずか2年で撤退することになる。それでも、日本国内では全日本ラリー選手権でチャンピオンにもなり、ダートトライアルなどで活躍し続けた。

日産 パルサーGTIーR(1990年)主要諸元

・全長×全幅×全高:3975×1690×1400mm ・ホイールベース:2430mm ・車両重量:1220kg ・エンジン型式/種類:SR20DET型/直4 DOHCターボ ・排気量:1998cc ・最高出力:230ps/6400rpm ・最大トルク:29.0kgm/4800rpm ・トランスミッション:5速MT ・タイヤサイズ:195/55R14 ・車両価格:227万円

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最終更新:4/18(木) 6:50
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