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アップルとクアルコム、長きにわたった確執と法廷闘争の終結

4/18(木) 8:11配信

WIRED.jp

アップルと半導体大手クアルコムとの泥沼の法廷闘争が、ようやく終わりを告げることになった。進行中の訴訟を互いにすべて取り下げると4月16日(米国時間)に発表したのだ。アップルはクアルコムに和解金を支払うとともに、6年間のライセンス契約を結ぶことになる。

アップルが描く「インテルなき未来」と、見えてきたいくつもの課題

そもそも一連の訴訟合戦は、アップルの生産パートナー企業に対してクアルコムが特許使用料を過大に請求していたとの主張が発端になっている。これによりアップルはクアルコムに対して、反トラスト法に基づいて“被害額”の3倍となる90億ドル(約1兆円)を支払うよう求めたのだ。

クアルコムは投資家に対して昨年、アップルが同社製の無線通信チップの使用をやめてインテルなどの他社製に切り替えるべきだと主張していた。

和解のきっかけのひとつは、数時間後に明らかになった。インテルが次世代の5Gネットワークへの接続に対応した無線モデムを開発しないことを明らかにしたのだ。

今年の初頭にインテルは、2019年の早い時期に5Gモデムのサンプルを出荷し、来年には発売できると発表していた。インテルという選択肢がなくなったことは、アップルがクアルコムとの和解に動いた十分な説明になる。

現時点では実際に稼働している5Gネットワークはほとんど存在しない。しかし、ファーウェイやサムスンなどのスマートフォンメーカーは、すでに5G対応のスマートフォンを発表している。これらはいずれも、クアルコムの無線チップを採用している。

ライセンス料を巡る確執

アップルとクアルコムの確執は、クアルコムが自社技術を他社に提供する際のライセンスの仕組みに端を発している。クアルコムの弁論趣意書によると、同社はアップルやファーウェイといった携帯電話メーカーに対するライセンス料として、端末価格の5パーセント程度、最大で1台につき20ドル程度の金額を求めることが多い。

言い換えれば、クアルコムの技術を搭載したスマートフォンを300ドルで購入すれば、そのうち15ドルが同社の懐に入ることになる。たとえその端末にクアルコムが製造したチップが入っていなかったとしてもだ。1,000ドルの端末を購入すれば、クアルコムの手元には20ドルが入る。

こうしたライセンス料は、メーカーがクアルコムのチップに対して支払うコストの大半を占める。アップルはこれを二重取りだとして、クアルコムがハイエンドな無線チップの技術において独占状態を維持しているからこそ、こうした事態が可能になっているのだと主張していた。

まだ両者間で正式な合意が交わされたわけではないが、投資家はクアルコムにとっていいニュースだとみている。同社の株価は23パーセント上昇したのだ。これに対してアップルの株価はほとんど動かなかった。

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最終更新:4/18(木) 8:11
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