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文化を耕し、次の世代を抱きしめる──Yogee New Wavesと考える「東京」の現在地

4/18(木) 12:30配信

WIRED.jp

2019年3月20日、3作目のアルバムとなる「BLUEHARLEM」をリリースしたYogee New Waves。最新作までのコンセプトから、メジャーに移って見えてきたチームで音楽をつくるということ、アジアツアーを経て感じた日本のバンドシーン──。東京の看板を背負い、カルチャーシーンを先導する4人組との対話から見えてきた、音楽、文化、東京の現在地。

東京はもっと、おもしろくなれる

『BLUEHARLEM』に到るまで

──3月20日に発売されたアルバム『BLUEHARLEM』は、1作目の『PARAISO』、2作目『WAVES』に続く“島三部作”の完結編だと伺っています。本作まで続くコンセプトを、出発点から順を追ってお聞かせいただけますか。

角舘健悟(Gt.Vo) そもそもYogee New Wavesってバンドは、曲をつくりたいっていうぼくに賛同してくれてた親友の井上直樹(元メンバー/Ba)という男とふたりで始めたバンドで。CLIMAX NIGHTとかGood Byeっていう曲をひとりでつくりながら、それに賛同してくれた人たちと、ひとりぼっちの夜の寂しさを表現したのが、最初に出した「Climax Night e.p.」っていう作品でした。それからいろんな苦難とか社会との折り合いとか、仕事してるメンバーもいたので、その彼らとずっと一緒にいられる島みたいなものをつくりたいなと思って『PARAISO』島をみんなでつくったんですよね。

そんななかで社会人だったメンバーのふたりが抜けて、ボンちゃん(Gt)と上野くん(Ba)が入ってきてくれたんですけど、そこで、新しいメンバーふたりに出会えたこととか、音楽だけに注力できるモードが初めてだったものだから、その喜びがすごく強くて。それにいろんなエッセンスを混ぜ合わせて『WAVES』という作品ができました。だから『WAVES』はすごく勢いがあって、いわばアッパーな作品なんですよね。でもそのアッパーさがないと抜け出せないぐらい、PARAISO島って魅惑の島で。

そんでそこからも出て、その勢いのまま船を走らせていって、気づけば「SPRING CAVE(EP)」という洞窟に着いて、そこでこもって作品をつくる美しさとか、報われる気持ちっていうのを4人で共感できたんですね。そしてその洞窟をさらに進んでいくと、ここは『BLUEHARLEM』という祝祭の島だったのか!っていうのに気づくという。

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最終更新:4/18(木) 12:30
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